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コロナ禍の選択肢、婿養子はどうなのか

最近、ふっと婿養子に入りたいと思い立つ瞬間がありました。まあ、当然ながら条件はあります。また、条件とか言いつつ、それを満足させることはありえないでしょうし、一つの妄想です。色々と疲れる昨今、たまにはそういうことも大事ですね。

 

という訳で、今回のテーマはちょっと気になる婿養子需要。最近は男性(夫側)が感じるハードルが低くなったように見えますが、これも時勢の変化なのでしょうか。

 

婿(養子)、あなたの条件は?

婿養子というタイトルではありますが、婿でも婿養子でも相続面以外ではそんなに違いがないのでは、と思う次第です。詳しくは色々なサイトで紹介されていますので、そこは割愛致します。

 

さて、私の条件ですが、そんなに多くはありません。相手自体を問わないという点は潔いくらいです。

 

  • 毎年50万前後の小遣い
  • 結婚式・親戚付き合いなし
  • 義理両親と同居なし、子供もなし
  • 単身暮らし、譲歩して夫婦同居まで
  • 事業継承は可能
  • 介護は最低限(業者依頼)、日常生活の補助を主体に
  • 原則として一社員としては働かないこと

 

とまあ、私の得することが一杯です)。むしろ相手に損しかないですね、書いていて笑ってしまう程でした。ただ、ここまでのことはなくとも、男性が通常の結婚すら躊躇する昨今、一昔前よりも婿探しは難航しているのではないでしょうか。

 

しかし後述しますが、男性の結婚離れもまた、経済難、一人っ子世帯の増加を理由に変化する可能性もあります。現時点でも、生きる為に婿養子を探す、という流れも生じているように感じますね。

 

表面だけ見れば、女性が仕事を辞める為に結婚を探す、ということと同じようにも見えますね。ですが男性側は主に事業、農業なども継ぐということを表明している方の割合が多く、事業の跡取りとして、女性とは違った需要もあるようです。

 

 

一般に婿入りの条件とは

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私の先入観が入っていますが、ネットでも以下のような体験内容はそこそこ見受けられます。

 

  • 結納金(妻側→夫側)は100万~300万
  • 結婚資金、新婚旅行費用は妻側負担
  • 妻側からの毎月の小遣い(月5万~)
  • 車、住居(新築)のプレゼント
  • 将来的には義理両親との同居、扶養するという期待
  • 苗字の変更、墓の管理などの家を守る行為

 

婿を望む妻側はいわゆるお金持ちで、日常の生活費には全く困らない程度の経済力が求められますし、男性側からすると経済的な見返りがメリットの一つです。

 

ですが、単に跡取りの問題や、特にそのような意識もなく婿希望の方もいます。それらはのちほど挙げるデメリットとの比較で、全く問題にならないようでしたら真っ当な選択にもなります。上記に挙げた内容でしたら、前半の4つのメリット=後半のデメリットを比較するということです。上記の内容で十分と言う方もいれば、全く割に合わないという方など、ここは個人の価値観に大きく委ねられますし、双方が出し合う条件も非常に幅が広く、ケースバイケースで考える必要がありそうです。

 

誤解を恐れずに言えば、一般に婿養子となると、その労働力や存在が「買われる」という解釈もありますが、千差万別、様々なケースがありそうですね。

 

参考リンク(事業承継ナビ)

孫や娘婿へ経営者として事業承継し、会社を継がせる養子縁組や優遇税制

 

 

更なるデメリット

もちろんデメリットをメリットと考えることも出来ますし、これは人によって解釈の異なる分野であるかも知れません。ここでは悪い面として考えてみます。

 

義理両親との同居

妻の味方をする義母、時代錯誤の義父など、悪い話ではよくこの辺りが出て来ます。合わせてそれに伴う夫の肩身の狭さ、扱いの酷さなどが発生します。

 

子供が居る場合、子供は妻や義母に奪われるようになり、中には夫がまともに世話をすることができなくなることも。同居に伴うデメリットまで含めると、それは更に日常生活を侵害するでしょう。

 

老害の義父

働かせるだけ働かせて賃金無しか薄給、口答え禁止、ワンマン、教養なしなど、辛い条件が揃うこともあります。中には義母もDVに近い被害を受けており、それらの板挟みにあうこともありえます。

 

女が二人

家に帰ると暇を持て余す女性(妻、義母)が二人。敵対すると、かなり辛いことになります。それでなくとも、女性同士のつまらない話が、四六時中耳に飛び込んで来ることになります、これが特に辛い人には辛いのではないでしょうか。

 

実家へ戻りにくい、扱いが差別的

子供を連れて夫の実家へ帰省することを煙たがられたり、夫側の両親と孫との面会を警戒するなど、実家との関係が好ましく思われないこともあります。婿に来るということ実家との縁を切るものだ、という考えを相手が持っている可能性も。

 

子供への過干渉、引き離し

先の女性二人というものと相まって、あることないことを子供に吹き込んだり、子供が夫側の肩身の狭さを見て父を蔑ろにしたり、ということも考えれます。

 

もちろんどれも程度の差がありますので、メリット・デメリットの具合をきちんと見定める事、及びそれらの比較が大事になります。

 

参考リンク(墓場ネット)

 

変わるかもしれない婿入り事情

時代の変化で、相対的に男性が稼げなくなり、女性が稼ぎやすくなりました。程度の差こそあれ、相対的に見れば全国で既に起きていることです。能力がある個人が性別問わず稼げること、これ自体はもちろん素晴らしいことだと思います。

 

ただ、こういう事情ですので、それは金銭面に於ける男性の価値を世間的に下げるものでもあります。つまり、昔ほど男の価値がなくなったと見ることもできます。

 

そうなると、以前と比して婿入り側の待遇を悪くしても婿が望める可能性が出て来ます。男性はあまり文句が言えないですし、むしろ食わせてくれるなら何でも、という考えを持ち合わせる男性も当然ながら出て来ることでしょう。これはコロナを受けて、更に加速するかも知れません。コロナをきっかけとして「婿」の需要と供給のバランスが崩れ、結婚市場において変化をもたらす可能性があります。

 

 

コロナ禍の選択肢、婿養子はどうなのか~まとめ~

結婚そのものの考えが非常にめまぐるしく変化しています。家庭を守る為としての結婚(はるか昔~昭和)→自由恋愛の結果としての結婚(~平成)→生存の為の結婚、このような移り変わりを感じます。

 

合わせて、これも数年前とは違って、生涯独身といえば男性の問題として考えられていましたが、最近は女性の問題としても提起されています。よく取り沙汰される「年齢を重ねても男性は仕事や趣味がある」という議論は、昔からあったことではありますが、それらを目にする機会が増えたようにも感じます。

 

人類が長く繁栄し続けると思われた20世紀以前から、わずか数十年で、世界そのものの見通しに暗雲が立ち込めています。子孫繁栄という目標を持ちつつ、それでも子供に苦労をさせたくないという思いから出産を躊躇することもあります。高齢化に端を発する経済問題は解決の糸口さえ見えませんし、拡大する一方です。

 

きちんと真っ当に稼げる見通しのある男女が、体力のある20代前半に結婚し、限りある社会保障をフルに活かしつつ子育てをする。個人的にはそれが数少ない正解のような気もしますが、この現代社会、様々な不安要素、不確定要素が多く存在し、正解の可能性は無数にあるとも言えますし、ともすると正解がないのかも知れません。

 

男性にとって、結婚は確定した墓場ではありません、僅かながらも正解はあると信じたいものですね。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。

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