国が結婚しろと煽り、国民はそんなバカなことするものか、と抵抗する時代になって来ました。……という見方は極端ですが、しかしここまで少子化対策が功を奏さないとなると、そういう見方にもなってしまいますね。なかなか解決の糸口が見えて来ないです。
結婚助成金の増額
2020年に倍増となって話題となったこの制度。結婚すれば60万円支給か、と話題になったのも束の間、支給までの道がかなり狭き門である為、素早く熱が冷めていきました。
それでなくても、結婚して60万円ぽっち……。桁が足りないとも思いますし、きちんとした夫婦生活が認定されていることを確認して毎年60万円を支給する、というくらいで、ようやく前向きになるようなものです。世間離れした良く分からない制度ですね。国が想像している以上に若い世代は資金面の問題で出産はおろか、結婚さえ逡巡している実情もあります。若者に十分な金が流れる仕組みは向こう数十年作られることはなさそうですので、思い切った改革などがない限り、自発的に婚姻率・出生率が上昇することはないでしょう。
参考リンク(money zine)
「結婚助成金」60万円に倍増も実施は289自治体のみ、東京はゼロ、条件厳しく「誰がもらえるの?」
政府が後押し、AI婚活
男女は誰しもが相手にそれなりの「条件」を持っています。誰でもいいという人はいないでしょう。好きになったら誰でもいいなら、それは「好きになる条件」があるということですね。貧乏神を自ら背負い込み、艱難辛苦へ自ら突き進むような方のみに言ってほしい言葉です。
さて、AI婚活。自分自身の設定した希望条件でなくとも、自分を好きになる可能性のある人を提示してくれるというもののようです。恋愛でも、そんなに意識してなくても好意を示されたら気になってしまう、そんな気持ちを刺激する感じでしょうか。
一見すると悪くないようにも思いますね。先々どうなるか気になります。今まで自分が対象外としてしまっていたものも、一つ二つの許容を認めれば相性のいいパートナーとなる可能性がある、かつ相手は自分に好意を抱く可能性も高い。この点、自分がNGを出すより、もちろんNGを貰う方が精神的に来るものです。どちらかと言えば自分が合否の権利を持ち、選択の優位に立つと見られる制度は、いわゆる婚活疲れにも効果的かも知れませんね。
変化しつつある結婚条件
恋愛でもお見合いでも、よほどのことがない限りは相手の収入、ルックス、将来性などその他を加味して「アリ」「ナシ」を定めます。
女性側は色々と世間に叩かれたり、それで失敗して婚活市場から撤退せざるを得なかった女性を見てきたこともあり、最近の婚活世代の条件はマイルドになって来たように言われています。
一方で男性側はなかなか変わらないように思いますが、しかし男女の役割が変わり、女性の社会進出も進んだ今、この先、男性が相手に求める条件はさらに高くなっていくでしょう。今までは女性が男性に養ってもらうという意識で、男性に多くの年収を求めるのは利に適っていましたが、今は共働きがスタンダードな夫婦像となって来ました。加えて、男性の収入が昔のように誰でも上がっていくものではなくなった今、更にその傾向は強くなります。女性には今まで収入、学歴など「稼ぐ指標」はそこまで重要視されていなかったのですが、先々は男性と同様に求められるものとなっていくかも知れません。
結婚年齢に関する男性の本音
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まず第一に若い女性が好まれます。25歳と35歳以上では比較するのも難しいというのが実際です。出会いから結婚までの期間を逆算すると、やはり出会い時に32歳というのは一つのデッドラインなのではないでしょうか。それから29歳というのも危険な年齢です。自分と関わりのある内に三十路を跨がせてしまった、というのは、男性にとってプレッシャーにもなり、恨まれたくないという意識も手伝って敬遠されがちです。そうすると28歳と29歳にもかなりの溝があるように思えますね。
これらから考えると、やはり結婚へ至る出会いは早期決戦となります。将来の為に仕事もしつつ、出会いも探しつつ、かつ同時並行で男性を品定めしつつ、という状態になります。20代はそれだけ忙しくあるべきなのです。一時の仕事と将来の幸せを天秤にかけつつ両立を求められる、とにかく悩みぬく時期だと思います。
もしそれを逃したら……。
年下も最近はタイプです、などという女性がいますよね、この辺りはもう平均的な年上男性から対象外とされてしまった女性が多く、戦略を全年齢へと変えて来た猛者です。20代の女性で「年下がタイプです」っていう人はあまりいませんよね。
ただ、年下男性は高齢女性にとっては非常に攻略しにくいと思われがちですが、時に騙されて結婚してしまう犠牲者が一定数いるのも事実です。男性はよく考えてみてください、仕事の裁量も増え、独立さえも視野に入り、万事うまく進みだした30歳、遊ぶ余裕が出て来た頃だというのに、家に帰れば40歳を過ぎて女性として見れなくなった妻がいるのです……。
あまり女性付き合いのなかった男性(22歳)にとって、女性上司(32歳)は神秘的な輝きを持つものですが、その輝きは決して長くは続かないのです。一方で男性(32歳)から見る新入社員(22歳)、こういうのが男性にとっては理想であるべきです。35歳を一つのボーダーとみると、前者は3年で飽きるかも知れませんが、後者は13年は女性の魅力が続きます。
参考リンク
- 女性と関わらずに済む男性は幸せである(墓場ネット)
- 女性の年齢の価値を男性の年収に置き換えた表ってかなり正しいと思う(婚活の読み物)
結婚できる無難な女性像
以下、完全に私の感覚と決めつけになります。過去の経験などからの思い込みもありますが、こういう考えを持っている男もいる、ということは事実です。そんなに特殊なことはありませんが、どれもその裏にそれぞれの要素が光る特性です。条件にするとものすごく少ないですよね、でもこれらの水準をある程度まで満たせる女性、そんなに多くないようにも思います。痩せること・知識を付けることに吝かでない・性格を磨くこと、育ちの良し悪しはそんなに難しいことではないと思うのですが……。
太っていないこと
産後に太ったりするのはある程度しかたないですが、特に何もないのに太っているのは、性格や能力、精神に何らかの問題があることが多いです。女性に多いミュンヒハウゼン症候群(かわいそうに見られたい人)、被害妄想などはイメージ的に太い人が多いですね。また、同じ肥満でもリンゴ型といいますか、それぞれのパーツが丸みを持っているタイプは要注意です。
性格的にも攻撃的なことが多く、陰湿デブは女性同士でも嫌われていることが多いです。あとは虚言や責任転嫁、他人任せなど、自分をよく見せるか、非がないように見せる為に他者を貶める傾向があります。異性関係以前に関わりを持つべきではないですね。そういえば、労働環境が良いような所にあまり丸デブはいなかったように思います。
家事全般が難なくこなせる
男性の中には驚くほど家事能力がない、もしくは興味がなく無頓着な人もいます。一方で、女性は全てが得意とまではいわなくとも苦手ではないと考えているものです。とはいえ、家事アピールにおいて、手料理はちょっと敬遠気味にあるようにも思います。母が作ったりとかいう話もありますし、実際に何かをやってみる、ということを見せなければ男性は信頼しなくなっています。
普段から生活感を出していたり、とにかく家事に関しては「異常がない」ということが求められます。何か特殊である必要はなく、幅広く無難であること。料理だけ凄かったり特殊な裁縫スキルを持っていても、汚部屋に住んでいたり、一般的な生活モデルからかけ離れた生活をしていてはプラスが打ち消されてマイナス評価となっていまいます。矛盾している点もありますが、家庭的というワードは女性の社会進出が進んだとしても切り離して考えられるものではないでしょう。
礼儀正しく思いやりがある
これも女性としての代名詞であると思います。言葉遣いやマナー、所作など、ビジネス感覚で男性はそういう所をチェックしています。男性は友人や近い関係、または深く関わりのない対象だと加点方式で見ますが、自身に何かをしてくれる対象として見る場合、減点方式で比較することが多いのではないでしょうか。
女性としての思いやりも大事です。奉仕という言葉は大げさですが、しかし男性に何かをする際、とくにそれが一般的には面倒・嫌なことである場合、どういう態度でそれを行うか、そこも男性はよく見ています。嫌々やっていたり、うかつによく考えずに進めてしまうと、結果よりその過程の方が目についてしまうものです。
ここには単純に育ちが出ます。丁寧に育てられた方はやはりその雰囲気が出ているものです。
ルックスがいいこと
ルックスといっても顔の造形ではなく、スタイルを含め全体的に見た印象です。
とはいえ顔は性格を表すものとして大事な考察要素です。最近では綺麗でも厚化粧は敬遠される傾向があり、どういう見た目が厚化粧か、という特徴もネット上で拡散されています。化粧で作った外見は、一昔前ほどは男性への訴求力が弱くなっているのかも知れませんね。また、その時(すっぴん)の破壊力を間接的にでも知っている方は、かえって化粧美人を恐れることでしょう。加えて、化粧の濃い女性は気が強く、性格も素の美人と比べるときついことが多いです。
参考リンク(鬼女タウン)
【前編】結婚2年目で30歳の嫁と2人暮らし。朝起きた家にもたいまさこみたいなババアがいた。ババア「寝坊したからノーメイクでごめん」…まさか…声は嫁だ( ;゚Д゚)ガクブル
さて、ごく少数の例外を除いて、まずルックス(全体のバランス)が良い方が当然もてます。また、ルックスが良いと中身もいい事が多いです。逆もそうです。ブスは卑屈になる、と言われますが、女性の立場であればそれも当然だと思います。態度や表面上の性格をきちんとコントロールすれば、あとは見た目の良し悪しでの決着になります。そんな時、ルックスは変えることができ、または日々の努力の積み重ねで築くことも多いのですが、それをしない女性は、そこを理解せず、ただ生まれながらにあの子は可愛いから、と嫉妬してしまうのです。
ルックスが悪い女性、もしくは性格が悪い女性はとにかく嫉妬心が強く、それは態度にも確実に出て来ます。愚痴が多い、怠ける、継続性がない、理由なく文句を言う、あらを探す。こういう点が気になった場合、既にそれらの傾向が簡単に治ることは少ないでしょう。
結婚しない女性が増えた? 普通の女性像を考える~まとめ~
ふと目に入った、女性が結婚をしなくなったという表現について違和感を覚えました。実際には男性が結婚から離れた結果、女性ができなくなったということが大きいのではないでしょうか。先にノーを突き付けたのはどちらか、という話です。
結婚のメリットについては、男性より女性の方が依然として大きいままです。男性は各種リスクが増え、女性は安定と安心を得ます。また、年齢による評価については女性の方が悪い方への影響への偏りが大きく、女性の年齢が年収換算された話なども「なるほど」と思わされます。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。