発売(Amazon)の取り扱いは2006年の年末からですので、今から見るとかなり古いものになりますね。とはいえ、二重関節、そして合わせ目が配慮される部分もあります。
こちらも制作はかなり前ですが、インストと完成品を見ながらレビューしていきたいと思います。なお、ツインビームスピアの刃は市販のパーツを使用しています。
参考リンク(Amazon)
HGUC 1/144 RGM-79FP ジム・ストライカー (機動戦士ガンダム)
プロポーション・カラーリング
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近距離戦を想定されたガッチリ系で、アーマーが見た目以上に存在感があるように思えます。ジムの持つ印象をかなり変えるくらい、マッシブですね。そしてメイン武装であるビーム・スピア。身の丈以上の武装はかなりの迫力があります。
カラーリングは緑色の部分に関して、やや濃い目にしています。
改修部、ディティールアップなど
各シャープ化、スカートの別パーツ化、あとは各部のボール埋め込みくらいでしょうか。あとはジムスナイパーⅡと同じく、バーニアにメタルビーズを接着したくらいですが、バーニアが多い機体ですので、簡単な作業ではありますが、なかなか見た目も変わります。
合わせ目処理が必要となる所
しっかり作ろうとすれば、かなり合わせ目処理が面倒になります。挟み込み、かつ後ハメなども難しい箇所が多いです。
合わせ目処理が必要なところ(容易部分)
挟み込みなどなく、そのまま処理できる箇所です。
武装(100mmマシンガン)
Ez8などと同じタイプでしょうか、モナカ形成になります。
合わせ目処理が必要なところ(困難部分)
間にパーツを挟み込む(塗装済みの状態)などで、処理に一手間掛かるか、単純に困難な場所です。
上から脇腹付近、膝、ショルダーのアップです。
このキットは可能な限り努力して、合わせ目処理を行いました(うまく出来ているかは別にして)。ほとんどが関節部を中には挟み込む形になります。
- ボディ
- 腕部
- 膝
- アンクル
- ビームスピア
- ショルダーパーツ
脚部はアーマーパーツが前後で被さるので見えなくなる部分が多いですが、膝付近で出て来ます。合わせ目はほとんどがモナカですが、ショルダーとアンクルに関しては1/4くらいの所に出るタイプです。
また、ビームスピアに関しては、挟み込みの挟み込みの形になりますので、しっかり処理しようと思うとかなり大変になります。
特に気になる所としては、やはり前腕部です。他の箇所は色、位置的に見過ごすことも出来ますが、腕部はきれいなモナカですので、マスキング、もしくは挟み込みでの筆塗装などで、力業で処理したい所です。
塗装に関しての注意
黄色、赤色部分でシールが多用されています。やや数が多いですが、部分塗装としてはそんなに難しい箇所ではありません。シールはやや折り曲げて張り付ける所もあり、ちょっと見栄えが気になるかも知れません。
制作フロー
- パーツの切り出し
- 紙ヤスリにてランナー処理、及び面積の広いパーツへのペーパー掛け
- 接着剤による合わせ目処理(処理の容易な箇所)
- 1mmメタルボール、ビーズを仕込む為の穴あけ(DAISOルーター使用)
- 洗浄と乾燥
- 一パーツごとに、持ち手を付けて、エアブラシにて水性ホビーカラーにて塗装(全パーツ二度塗り)
- ガンダムマーカー(ブラック・グレイ・ブラウン使用)にてスミ入れ、ディティール出しの為に部分塗装
- マークセッターを用いて、市販の水転写デカール貼付
- エアブラシにてつや消しを塗布
- 乾燥後、擦り合わせ(ねじって塗料を削ったり、塗料をデザインナイフで削り出したり)した後、組み立て、
- メタルボール、ビーズの埋め込み、接着などのディティールアップ、
- 完成!
作業への感想・所感
大きなミスと言いますか、悔しい箇所としましては、バイザーをクリア系ではなく、確か普通にメタリックブルーなどで塗装してしまったことです。ここは透明感を出して、中のディティールを見せた方が良かったかも知れません。
最近は逃げるような作業にも立ち向かい、メリハリを付けて作成できたのではないかと思っています。効率は悪いかもですが、根性を養えたのでは、などとも思います。
ただ、バンダイの技術力の向上もかなりのものがありますが、しかしモデラー側もちょくちょくレベルアップするものです。最近ようやくパテを使用してみて(塗装歴15年で)、その使いやすさ、効果に驚いています。250円のタミヤのごく変哲のないものですが、これが何とも素晴らしいです。
パテを使用すれば、今まで挟み込みで合わせ目を消していたものも、処理が簡単になるかもしれません。二回の塗装が必要になりますが、マスキングはおおざっぱでいいですし、思ったより手間が掛からないことに驚いています。
HGUC 1/144 ジム・ストライカー制作・塗装レビュー~まとめ~
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HGUCレベルですと、ちょっとしたことでかなり映える作業も多いです。今回はメタルビーズ(超適当ですが一個あたり0.2円くらい?)の取り付け、あとはビーム部分を別パーツにしたりですね。
そして近接特化型ということで、こういうのはスナイパー型と同じく、男にとってはやはり憧れと言いますか、一種のロマンを感じざるを得ません。ジム・スナイパー系と一緒に制作・展示してみられてはいかがでしょうか。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。
参考リンク(墓場ネット)