HG_1144_戦国アストレイ頑駄無_塗装・制作レビュー_09

HG_1/144_戦国アストレイ頑駄無_塗装・制作レビュー

ガンダムビルドファイターズより、戦国アストレイ頑駄無です。本編放映中の2013年10月の発売で、フェニーチェと同じく、こちらも後にMGで発売されるなど人気のあるキットです。

 

ビルドファイターズのキットは全体的にレベルが高く、しっかり作りこまれていると思います。また、それぞれの元となったキットの発売もそう昔ではなく、しっかりと構造を引き継いでいることも高評価です。

 

当キットも制作自体はかなり前ですが、説明書、完成品を見て思い出しながらレビューしていきます。

 

参考リンク(Amazon)

HG 1/144 戦国アストレイ頑駄無 (ガンダムビルドファイターズ)

 

プロポーション

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以前にレビューしました、ウイングガンダムフェニーチェ、ガンダムX魔王とは趣がやや異なり、がっしりしたモデルになります。また、上半身をメインにかなりトゲトゲしいデザインです。中腰というか、仁王立ちが似合うキットです。繊細さと大胆さの両立、そんな表現が似合いそうです。

 

また、裏側も含め、かなりモールドが多いです。その分、部分塗装やディティールアップなどをしっかりすれば、印象を大きく変えられるのではないでしょうか。

 

 

カラーリング

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映像ではなんとなくメタリックっぽい質感のある赤色。キットはそのままですと、光沢はありますが、どことなく明るい赤色です。今回は心持ち、赤・白色を濃いめに塗装しています。赤は少量メタリック色を含めています。

 

緑の丸い部分はシールで対応してますが、どういう訳か私はアーマーの部分を貼っていないみたいです。キットにはもちろん付属しています。どこいったんでしょう。シールが発光(蛍光)的なものではなく、塗装の方が良さそうだったので頑張ろうと思ったのですが、思ったより形が面倒だったので止めたような記憶はあります。いつか機会を見て塗装するかもです。

 

 

改修部、ディティールアップなど

ストレート組みですが、各部のシャープ化は全体的に施しています。

 

また、改修ではないですが、塗装をする場合、両膝の真下の部分は、膝のアーマーを動かす際に擦れるのではないかと、よく心配になります(合わせ目の所です)。

 

 

合わせ目処理が必要となる所

全体的に少なくはないです。ただ、位置的なもの、色合いなどもあり、あまり露出しないようにできているように思います。挟み込みが多いということもあり、実は合わせ目に関して、ほとんど何もしていないように思います。

 

合わせ目処理が必要なところ(容易部分)

挟み込みなどなく、そのまま処理できる箇所です。関節部分など、そういう所にいくつかある程度です。

 

二の腕

ポリパーツを挟み込む形になりますが、そんなに難しい所ではないでしょう。部分的にもかなり目立たない所です。

 

太もも上部・肩内部パーツ

同じくポリパーツを挟む形になりますが、ポリが結構露出しますので、ポリを塗装しない為にもマスキングが必要になりそうです。

 

 

合わせ目処理が必要なところ(困難部分)

中にパーツを挟み込む(塗装済みの状態)などで、処理に一手間掛かるか、単純に困難な場所です。今回はほぼ未処理ですが、目立つのは膝下~脛のあたりですね。これ以外は、表面の情報量に隠れて目立ちにくいかも知れません。

 

膝~脛(白部)

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内部に四つのパーツ(群)を挟み込む形になります。後ハメも難しそうです。ただ、合わせ目が出るのは全面の三センチくらいですので、マスキングなどで地道に進めるのが無難だと思われます。

 

肩・フェイス

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挟み込みになりますが、やはり面倒な箇所です。そういうのが気にならなければ、肩の方は改修などしてモールドのようにした方が楽かも知れません。

 

 

塗装に関して

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ポリキャップが赤色になっていますが、これを塗装するかはいつも悩みどころですね。今回は無塗装です。

 

キットには光沢のあるシールが多く付随しており、見栄えもよくそのまま使用しています。

 

それ以外はちょっと入り組んだ場所の黒色箇所や、鬼の面など、部分塗装が必要となる箇所も多いです。刀もシールがありますが、面倒でも塗装した方が見栄えはよくなりますね。また、合わせ目の考慮をあまりしないのであれば、パーツの色分けはしっかりしていますので、エアブラシでの塗装などは少し楽かもしれません。

 

 

制作フロー

  • パーツの切り出し
  • 紙ヤスリにてランナー処理、及び面積の広いパーツへのペーパー掛け
  • 接着剤による合わせ目処理(処理の容易な箇所)
  • 1mmメタルボール、ビーズを仕込む為の穴あけ(DAISOルーター使用)
  • 洗浄と乾燥
  • 一パーツごとに、持ち手を付けて、エアブラシにて水性ホビーカラーにて塗装(全パーツ二度塗り)
  • ガンダムマーカー(ブラック・グレイ・ブラウン使用)にてスミ入れ、ディティール出しの為に部分塗装
  • マークセッターを用いて、市販の水転写デカール貼付
  • エアブラシにてつや消しを塗布
  • 乾燥後、擦り合わせ(ねじって塗料を削ったり、塗料をデザインナイフで削り出したり)した後、組み立て、
  • メタルボール、ビーズの埋め込みなどのディティールアップ、ツインアイなどはシール
  • 完成!

 

 

作業への感想・所感

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こちらも積みプラ化していましたので、どちらかと言えばサクッと完成させたキットです。ただ、見た目的にもインパクトがあり、そして合わせ目に関してはそんなに大きく目立たないキットです。とはいえ、これでようやくビルドファイターズの友人機が揃ったということもあり、完成させた時の感動はひとしおです。

 

戦国アストレイ頑駄無は三機体の中では一番、部分塗装が必須のキットだと思いますが、その辺りをしっかり行い、つや消しを合わせることで、かなり見た目は変わるのではないでしょうか。

 

参考リンク(墓場ネット)

 

 

HG_1/144_戦国アストレイ頑駄無_塗装・制作レビュー~まとめ~

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肩鎧やサムライソード、そして鬼の盾など、ビルドファイターズ(ガンプラアニメ)らしい特徴の機体です。ガンプラらしさは他の機体に比べて際立っているかも知れません。

 

可動性も見た目以上に干渉するパーツもなく、非常によく動きます。武装の少なさは他キットからの流用や、ウェポンキットなどから流用するとキットバリューを高められるのではと思います。昔、祭ウェポンというものがありまして、それがピッタリでした。ただ、今になって探してみると、ウエポンキットもかなりのバリエーションが発売されているのを知り、改めて驚きました。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。

 

参考リンク(Amazon)
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