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青き鋼のアルペジオ(OVA、劇場版)を視聴してみて

蒼き鋼のアルペジオのアニメ版を視聴しました。非常に面白かったです。数年前にネットの方で、漫画読み放題というのが行われた時期があり、その時にほんの少し読んだことがありました。それで、いつか時間を見て視聴したいなあと思っておりました。

 

とはいえ、なかなか漫画を読む機会はなかったのですが、今回、ふとOVAがレンタル棚に並んでいたので、視聴してみた次第です。

 

※配慮をしていますが、ネタバレ注意です

 

舞台、世界観など

細かく考察するようなものではありませんが、ひょんなことから窮地に立った人類の物語です。また、一見すると、男性主人公のハーレムのようなものにも思えるのですが、それは全く違いました。

 

恋愛モノではなく成長モノ。それぞれが感情を手に入れていくような形で物語は進んでいきます。人の気持ちの動き、それをきちんと押えられていますので、なんというか、安定して視聴できる安心感があります。

 

 

アニメ版はアニメ版としての魅力がある

SFでは色々な肉付けをして、とかくリアリティを出していく手法が主だったものですが、このアニメにはそのような所は、あんまりなかったように思います。霧の艦隊、レアメタルなど、そういえば細かい説明はなかったように思います。それが実際に作用しているところを見ることで、否応なく、こういうものなのだと理解させられます。

 

それからクラインフィールドも、耐久がどのくらい持つのか持たないのかというのもいささか不明ですが、あ、そろそろやばい、というのは雰囲気で伝わって来ます。とにかく、見ていて、細かい描写はないかも知れませんが、理解できるのです。それ以上に求めるものはありませんね。

 

戦闘シーンと、そして切り取られた心象描写、そして与えられた不明瞭な状況を少しでも読み解こうとする前向きな視聴者魂、それらがあれば、想像以上に楽しめるはずです。

 

OVAだけでは、霧の戦艦内での力関係などよく分かりませんし、戦線を離れた者へも不干渉だったり、このあたりも細かい説明はなかったように思います。なんとなくコンゴウを頂上とした関係なのだな、と推測するばかりですし、かと思えば400や402も上司っぽかったりしますし、深く考えることは止めましょう、という結論になります。

 

この辺りは漫画版と比べて、かなりの部分が省略されているようです。原作では政治的な駆け引きや、それぞれの設定への注釈なども多く、そのあたりが丸ごと省略されているので、内容的に理解が乏しくなるのは当然の流れだと思われます。そういう意味では、原作を知ってから見ることで、アニメだけを視聴された方とは違った視点で眺めることもできそうです。

 

参考リンク(蒼き鋼のアルペジオwiki)

アニメ版と原作の相違点

 

 

意外と人情モノ

ひと昔前に比べて、ぶっちゃけ涙もろくなりましたので、今の私はアルペジオ視聴中にホロリと泣けるようになりました。蒔絵のシーンや、あとどこかでも、気持ちを揺さぶるシーンではやられます。

 

それが、嫌らしい流れでも特殊な流れでもないのがいいですね。戦艦がモチーフですが、戦艦は一種のメンタルモデルとして扱われるものなので、突き詰めると(テーマとして)人の心を描いたものになっていきます。後半のコンゴウに関しても、やや足早に進んでしまった感じはありますが、孤独に走る心理など、そのあたりは細かい描写がなくとも理解できるものです。

 

 

登場人物は多様

主にメンタルモデルに関してですが、原作よりも個性が強調されているとのことです。原作も少しずつ自我が芽生えていくとのことですが、短い尺の中での都合もあるのでしょう、比較的早い段階でメンタルモデルの個性が発揮されていきます。

 

特にタカオ、ヒュウガはより強調されているようですが、他のメンバーもそれぞれの考え方が見て取れます。一方で人間側の方は主人公を除き、クルーの方はあまりフォーカスが当てられていないなど、背景、考え方に謎が残る部分もあります。ただ、どこにフォーカスを当てるかというでもありますし、これに対して否定的な見方をする方は少ないでしょう。

 

個人的にはキリシマのメンタルモデル推しですが、結構すぐにいなくなっちゃいますので、寂しいと言えば寂しいですね。

 

 

戦艦や戦争の知識は必要なし

SFですから、超重力砲や浸食弾などが飛び交いますが、キャラクターの温度でどのくらいの威力かを探りながら見ることができます。原作の方は分かりませんが、戦艦系の知識を知っていれば面白い部分というのがあるにせよ、それは本当にマニアック中のマニアックなことではないでしょうか。OVA、劇場版の登場人物は、昔の日本の戦艦名がモデルになっている、ということぐらいの知識があれば、という感じです。

 

 

是非とも劇場版まで

劇場版は二つあります。DCとCadenzaで、DCがOVAの総集編と新規パート、Cadenzaがその続編という形になります。劇場版というアナザーではなく、そのまま本編の続編、という感じになるのでしょうか。

 

劇場版~アルス・ノヴァ DC

OVA版のダイジェストで、ナレーションで進行する箇所がいくつかあります。これだけでOVA版の魅力を語ることは難しいですね。ですが、OVAのおさらい・最低限のストーリーを追う、ということはできます。

 

OVAのまとめの尺は3/4ほどで、後は完全に新規となります。

 

劇場版~アルス・ノヴァ Cadenza

DCの続きなのですが、OVA版ではなかったプロローグのような内容も描かれています。また、同じくOVA版でよく分からなかった細かいことなども描写されていますね。

 

そして熱いシーンが多いです。あと、相変わらず戦闘シーンが綺麗で迫力があります。これも劇場で見たかったなあ、と思います。戦闘シーンや、とにかく動くものは劇場の方がいいですね。今までは劇場で見るとかナンセンスだと思ってましたが、もったいなかったと思うようになりました。

 

 

青き鋼のアルペジオ(OVA、劇場版)を視聴してみて~まとめ~

青き鋼のアルペジオ(OVA、劇場版)を視聴してみて_イメージ画像

画像転載元(pixabay)※イメージ

女性キャラが多く、どちらかと言えばビジュアルが萌えっぽい感じがしますが、そんなことはありません。また、かなり制作に手間が掛かっただろうなあと思う作り込みです。直近ではガンダムユニコーンを見ましたが、あちらはナラティブ(劇場版)が残念な感じでしたが、こちらは完全にOVAのクオリティを引き継ぎ、かつ綺麗に話をまとめられています。

 

人類の危機、大規模な戦闘もの、綺麗なビジュアル、そういうものが好きな方でしたらおススメの作品です。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。

 

参考リンク(墓場ネット)

機動戦士ガンダムユニコーンを視聴してみて