ガンプラをテーマにしたアニメ、ガンダムビルドファーターズより、2013年10月に発売されましたウイングガンダムフェニーチェ。アニメ放映時より人気が高く、後継機のリナーシタやそれに続くモデルなど、根強い人気を誇っています。MGも遅れて発売していますね。
今回、HGBF1/144_メテオホッパーと合わせて制作しているので、そちらも合わせてレビューしていきたいと思います。また、制作はかなり前になりますので、一部うろ覚えの所がありますが、ご容赦お願いいたします。また、画像一枚目の平手に関してはHG_ガンダム魔王より拝借しています。
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プロポーション・カラーリング
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元がヒーロー体型のウイングガンダムですので、形はそのままスタイリッシュです。細いパーツも多いので、なんとなく繊細なイメージを受けますね。デザイン自体も流線形というか、曲面が多いです。
カラーリングは元のキットより薄めに作成しています。本体白色部分も、本来はわずかに茶系を入れた白なのですが、他のガンダムタイプと同じく、白に薄いグレイをいれて塗装しています。
改修部、ディティールアップなど
特に大きなことはせず、アンテナのシャープ化、リアスカートの別パーツ化、あとはメタルボールの入れ込みなどです。
合わせ目処理が必要となる所
合わせ目ですが、困難かつ大きく露出する場所が少ないので、その辺りに目を瞑れば、労力を削ることができます。モールドになっている部分も多く、よく考え抜かれていますね。
合わせ目処理が必要なところ(容易部分)
挟み込みなどなく、そのまま処理できる箇所です。今回は露出部が多いので、なるべく手を入れておきたい場所です。
前腕
後ハメをする必要が出て来ますが、パーツ的にも後ハメしやすい形だと思います。
ライフル(簡単なのと難しいの)
ライフルが二丁上下に重なってバスターライフルカスタムという形にもなるのですが、上の方(大きい方…バスターライフル)は後ハメで出来ます。ただ、下の方(小型ライフル)は形的にちょっと難しいです。確か、ダボを調整しながら削って後ハメ的にして処理したのでは、と思います。
合わせ目処理が必要なところ(困難部分)
中にパーツを挟み込む(塗装済みの状態)などで、処理に一手間掛かるか、単純に困難な場所です。今回は比較的目立たない場所が多いですが、肩は手を入れておきたいものです。
肩
両方ともですが、中に基部を挟み込んでの処理になります。私は先に中の基部パーツと肩の内部を塗装して、接着し、合わせ目を消したのち、改めてマスキングをして塗装、という形で進めました。マスキングの方は形状的にもそんなに手間が掛かりません。とはいえ、強度・位置的にも後ハメも出来そうですので、そちらの方が手っ取り早いかも知れません。
ウイング上部
それぞれのウイングと基部を挟んでの処理、になりますのでなかなか面倒です。ただ、最終的に合わせ目の大半が別パーツで隠れる、ということもあり、ほぼ未処理でも目立たないのではと思います。後ハメでもいけそうですが、ウイングの可動に関わる場所なので、ちょっと悩みどころですね。
HGBF_1/144_メテオホッパー塗装・制作レビュー
アニメでフェニーチェが乗車するバイクです。合わせ目がタイヤとタイヤを挟むパーツに広めに生じますが、下面だったり場所的に目立ちにくいです。また、両翼を広げてMA形態になることもできます。
ハンドパーツだけでもある程度は固定することができますが、アクションベースとの接続穴のあるキットなら、より頑丈にセットすることができます。また、フェニーチェはバスターライフルをセット出来るようになっていますが、一般的なライフルの持ち手部分がセットできるようになっていますので、色々な武装をヘッドにセットできるのではないでしょうか。
制作フロー
- パーツの切り出し
- 紙ヤスリにてランナー処理、及び面積の広いパーツへのペーパー掛け
- 接着剤による合わせ目処理(処理の容易な箇所)
- 1mmメタルボール、ビーズを仕込む為の穴あけ(DAISOルーター使用)
- 洗浄と乾燥
- 一パーツごとに、持ち手を付けて、エアブラシにて水性ホビーカラーにて塗装(全パーツ二度塗り)
- ガンダムマーカー(ブラック・グレイ・ブラウン使用)にてスミ入れ、ディティール出しの為に部分塗装
- マークセッターを用いて、市販の水転写デカール貼付
- エアブラシにてつや消しを塗布
- 乾燥後、擦り合わせ(ねじって塗料を削ったり、塗料をデザインナイフで削り出したり)した後、組み立て、
- メタルボール、ビーズの埋め込みなどのディティールアップ、ツインアイなどはシール
- 完成!
作業への感想・所感、他キットとのサイズ比較
今作は発売して早めに購入したもので、やや完成を急いだところもあり、じっくり近くで眺めると、やや怪しい所も出ています。とはいえ元がいいので、カラーリングを楽しみながら、それなりに完成させられたかと満足しています。
また、やはり1/144のHGUC系と比べると武装なども含めて細身ですね。他、こちらも大型キットやタンクものとのサイズ比較があります。
参考リンク(墓場ネット)
HG_ウイングガンダムフェニーチェ塗装・制作レビュー~まとめ~
キットの出来、そして映像での活躍も相まって、Amazonなどでも高い人気を得ています。アシンメトリー(非対称)の部分も多いので、それを魅力と捉えられるのでしたら、ウイングガンダムよりも魅力的に映るかも知れません。特にウイングを広げた象徴的なシーンは是非とも再現したくなります。
キットの関節等はやや緩めですが、個人的にはその方が塗装に神経を使わずに進めることができます。ただ、素組みだとちょっと不安かな、と思う点もちらほらありますので、抜けたり落ちたりしないよう、飾り方は注意が必要かもしれません。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。
参考リンク(墓場ネット)