発売は2014年の10月、ガンプラをテーマとしたアニメ「ガンダムビルドファイターズトライ」から百万式(メガ式)です。キット自体はデルタガンダムからの流用が多いようですね。
制作自体はかなり前ですが、レビュー記事をアップしていなかったので、改めて撮影・手を入れた箇所を思い出しつつ、記載を進めていきたいと思います。また、制作過程を思い出すにあたり、下記サイトのレビュー等も参考にさせて頂きました。ちなみに、Amazonは購入時に1400円前後でしたので、近日は在庫量からか、値上がりしているようですね。
参考リンク
- HGBF百万式(メガシキ)(ホビーの虜)
- HGBF 1/144 百万式 (MEGA-SHIKI) (ガンダムビルドファイターズトライ)(Amazon)
プロポーション
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細身で長身のヒーロー体系ですね。足がヒール型になっているので、百式タイプと比べて、よりスタイリッシュに見えます。設定の全高も19.9mと、やはり1stガンダム(18.0m)と比べると高くなってます。
また、バックパックを背負うと、自立はちょっと難しくなります。
カラーリング
キット自体は紫と白、グレイとシンプルにまとまっていますが、今回はトリコロールカラーで塗装してみました。また、バックアップはメガランチャー(武装時)として別キットの為に制作しておりましたので、そちらにカラーリングを合わせています。
参考リンク(墓場ネット)
改修部、ディティールアップなど
特に大きなことはせず、キットのままで組んでも、気になる所はそう多くありません。百式のように脛の所にシリンダーが露出していますので、ここに手を入れると効果的ではと思うくらいです。あとは細かくメタリック色を入れるとかですね。また、部分塗装として、細かなモールドを塗り分けていくと、情報量も上がって引き締まってくるかとも思います。
合わせ目処理が必要となる所
合わせ目はディティールの一部となっていたり、うまく目立たないように工夫がされていますが、出る所は出てしまいます。今回は面倒に見えるところは手を加えず、ある程度の所で妥協しています。
合わせ目処理が必要なところ(容易部分)
別パーツを挟み込んだりせず、手間を掛けずに処理できるところです。
前腕(ケーブルと手首の間)
黄色いパーツの下の所です。ポリキャップを挟んでの合わせ目処理が必要です。今回はちょっと処理が緩かったかも知れません。
※ただ、手のパーツを入れ替える際にストレスがかかり、きっちり合わせ目を消せたと思っても、その際にまた出てくる、ということがあるようにも見えます。そう考えると非常に難しい部位であるかも知れません。
ライフル
モナカです。グリップを挟み込んでの処理になりますが、グリップは後ハメ処理が容易ですので、やりやすいかと思います。
合わせ目処理が必要なところ(困難部分)
組んで目立つ所を主に記載していきます。今回はほとんど処理していません。ほとんどが挟み込みとなり、後ハメも困難ですが、そこまで大きな面積(露出)ではない為、見過ごせるものが多いのでは、と思います。
脇腹、フェイス
脇腹部は腕である程度隠れますが、フェイスの合わせ目はガンダムタイプの宿命ですね……。諦めてモールドのように考えています。
肩の内部(外装)
ここも処理は難しめです。
太もも下の脚部関節部(グレイの部分)
前腕で使用した画像と同じものです……(写真の撮り忘れ)。稼働部であり、かつ挟み込みとなるため、ここも難しいです。
バックパック全体
こちらはウイング部分のほとんどが挟み込みとなります。ただ、後ハメも出来そうです。実を言うと、カラーリングの箇所でも触れました通り、バックパック部は当初、別キット(ハイモック)の為に手早く作成した経緯があり、ほとんど手を入れませんでした。合わせ目はほぼ未処理です。
塗装で気を付けたい所
細かいワンポイント箇所の部分塗装は必要ですが、大まかな色分けは出来ています。部分塗装はディティールアップとして考えると、モチベーションにもつながるのではないでしょうか。また、全体的にパーツ同士の干渉箇所が大きいです。パーツの削り込みか、もしくは塗装面を薄くするなどの配慮(クリアランス処理)が必要となります。
そして、当作品において、私はサーフェイサーを使用しないので、白色部分は三度以上の塗装になってしまい、結果として塗装面がかなり厚くなりました。稼働だけで剥げる所もあり、完成からほとんど動かしていないにも関わらず、白色のパーツの部分は所々に色剥げが出ています。
制作フロー
- パーツの切り出し
- 紙ヤスリにてランナー処理、及び面積の広いパーツへのペーパー掛け
- 接着剤による合わせ目処理(処理の容易な箇所)
- 1mmメタルボール、ビーズを仕込む為の穴あけ(DAISOルーター使用)
- 洗浄と乾燥
- 一パーツごとに、持ち手を付けて、エアブラシにて水性ホビーカラーにて塗装(全パーツ二度塗り)、一部パーツは三度塗り
- ガンダムマーカー(ブラック・グレイ・ブラウン使用)にてスミ入れ
- マークセッターを用いて、市販の水転写デカール貼付
- エアブラシにてつや消しを塗布
- 乾燥後、擦り合わせ(ねじって塗料を削ったり、塗料をデザインナイフで削り出したり)した後、組み立て
- メタルボール、ビーズの埋め込みなどのディティールアップ。
- 完成!
作業への感想・所感
先にパーツ取りとして、バックパックを作成してしばらく本体箇所は放置していましたが、折角なので、と作成した背景があります。作りこみは甘い所がありますが、一度はやってみたかった百式系のトリコロールカラーとして、なんとか形に出来たのでは、と思っています。ただ、色剥げが大きいのは、手間を惜しんだとはいえ、ちょっと悔しい所ではあります。
HGBF_1/144_百万式(メガシキ) 制作・塗装レビュー~まとめ~
可動性や遊びとしてのスペックはかなり高いと思います。ですが、しっかり塗装した作品をガシガシ動かすのは、ちょっと怖いかと思ってしまう次第です。
よくよく考えると、バックパックが大型化したキットの作成はあまり経験がありません。確かRGのジャスティスはなんだかんだでポーズ付けて自立出来ましたが、こちらはちょっとサポートがあった方がいいかな、と思った次第です。とはいえ、プロポーション、オプションバリューなどはかなり高いレベルにまとまっています。メッキされていないので、デルタガンダムのパーツ取りとしても利用されているようですね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。