前回に引き続き、山形二日目です。今回は雪の山寺~晴れた松島、そして夜の仙台をブラっとした話です。雨のち雪のち晴れと、この日もやはり天候に恵まれました。宮城、仙台は電車・バスで一時間以内とアクセスもよく、一緒に予定を考えてみると行動性が広がりますね。
参考リンク(墓場ネット)
雨から雪に変わった山寺
朝はぐっすり寝て六時前に起床し、それから朝食はバイキングです。朝食はホテルで取るに限りますね。旅行に来た、という感じが如実に高まります。
山寺駅へ
それから準備を整えて、少し眠った後、ホテルに荷物を預け、電車で山寺へ向かいます。山形駅から山寺駅までは15分と掛からずに到着します。本数が一時間に一本程度ですので、時間調整が大事になってきます。
山寺駅までは徒歩で約五分程度。朝は雨模様で、雪になるまでは少し時間が掛かりそうでしたので、傘にて行動しました。駅には構内と構外にそれぞれロッカーがあります。トランクケースも入りそうです。
山寺を登る
山寺は順序良く回れば、一時間程度で上まで行くことが出来ます。また、途中で細かい横道(休憩スポットとして)があり、そちらも仏像などがあります。ルートの多くに仏像など、何かしら見るものがあります。かなり多いです。
山寺へ入ってすぐに雨が雪へと変わりました。個人的には雪の山、というのは非常に興味がありましたので、かなりテンション上がります。昨日は既に積もった後で、今日は雪の中を進む、なかなか体験できないものです。
ちょっと残念なこと、マナーについて
ただ、正直に言うと、残念なこともあります。それは観光客です。ほとんどが中国、韓国からの方だと思うのですが、とにかく常に大きな声で話しているような印象でした。人数的にも30人前後、そして山寺はルート分岐もほぼなく、道幅も狭いので、必然的にそれらと行動を共にしなければなりません。
電車の到着と共に吐き出されていくので、おそらく、この状況はもうしばらく変わらないのではないでしょうか。時間を合わせれば、静かな山寺、かつてはいつもそこにあったのかも知れませんが、それは遠い昔の話なのかも知れませんね。
ここしばらく旅に出ることが多かったのですが、平日において、観光名所のほとんどは観光客が訪れており、その内の5~8割は外国人という印象を受けました。うち、アジアが8割を占めます。行動自体はそんなに目に余るものはなかったのですが、やはり話し声が気になり、正直、今回は終始耳障りでした。
とはいえ、行動に関しては日本人の方が、マナーが悪いかも知れませんね。
参考リンク(DIAMOND ONLINE)
石垣島のラーメン店を「日本人お断り営業」に追い込んだ観光公害の深刻
山寺内は意外と行動できる範囲が狭く、また、長い石段ということもあり、詰まりやすいです。登るタイミングを見計らう(他の観光客が登り始めた後、少ししてゆっくり登り始める)などで、少しはストレスを減らせるかも知れません。
昼下がりの宮城県、仙台へ
山寺を出た後は、山形のホテルに戻り、荷物を受け取ってバスで仙台へ向かいます。天気は雨でしたが、仙台の方は晴れていました。
仙台は広くて綺麗な街並みでした。とはいえ、少し外れれば郊外の風景となります。近隣一体ではなく、仙台駅周辺が特に栄えている、というイメージです。それからは特に予定を細かく決めていなかったのですが、そういえば「松島」があるなと思い、荷物をコインロッカーに叩き込んで、すぐに出発です。
松島観光
仙台は晴れでしたが、松島に着くと雨模様です。とはいえ、途中から晴れてきたので、観光には問題ありませんでした。
松島には二駅、観光地の正解は松島海岸駅
さて、松島への最寄りの駅ですが「松島駅(画像一枚目)」と「松島海岸駅(画像それ以外_近辺含む)」があります。観光地の方は「松島海岸駅」です。徒歩1.8kmでそれぞれの駅に移動できますが、松島から観光地へ向かう道中には、本当に何もありません。ちょっと面白いビルがあるだけです。ほとんどは道路ですし、そして海沿いにも関わらず海も見えません。
さて、松島とは小さな島嶼地帯のようですね。お恥ずかしながら初めて知りました。それから周囲の物産展を散策し、観光土産を見たりしていましたが、フェリーが出航するとのアナウンスが周辺に響きましたので、急ぎ足でそちらへ向かいます。
遊覧船(回遊)、及びその周辺
遊覧船、これは一度は乗った方がいいです! 二階にはグリーン席もあり、デッキに上るにはグリーンの料金が必要となります。
たまに海を見ると、やはり癒されます。島にも色々な形があり、それらの由来などのアナウンスもありますので、航行時間は50分程度ですが、体感的に早く過ぎていきます。デッキは風も強いですが、やはりガラス超しよりはっきり見えます。ただ、カモメへの餌やりなどは禁止されていますので、昔あったような触れ合いはもうできないようです。
参考リンク(松島の観光、見所)
福浦島
戻った後は近くの福浦島へと向かいます。こちらも200円掛かりますが、広大な島を開拓している気分になれます。夏には夏らしい海の綺麗な風景が広がっているのではと思います。島内部は細かな分かれ道もありますが、迷うことはないでしょう。お子様連れにもおススメです。
帰りは松島海岸駅へ。松島を後にして、仙台へ向かいます。
夜の仙台、仙台への残念な感想……
仙台では街歩きをしたあと、入浴施設にて汗を流し、そのまま夜行バスで移動です。
さて、仙台は特に何もありません。観光っぽいものは非常に限られ、名物も特になく(一応、牛タンとかあるようですが)、見ていて、観光の魅力はないなあ、と思ったのが正直な感想です。
また、私は都内では、かなり地価の安い地域に住んでいる(アジア系多いです)のですが、それでも仙台の方が民度が低いと思った次第です。まあ、回ったタイミング、状況による印象が全てですが。仙台は地方でも大都市として地元民には誇られている、とも聞きますが、ネットで見ると仙台はアクが強いようにも見えます。周辺と比べれば都会ですが、東京の中の山手線、そして周辺の主要な駅一つ一つと比べても格段に見劣りするレベルです。
まあ、私が仙台を大都市と思っていたギャップのせいだったり、単に東京が化け物なだけなんですけどね。
よく広島と比べられていますが、広島の方が何倍も魅力があります。魅力を比べれば、歓楽街は比べようがないくらいですね。私自身、かなりの数の歓楽街を回って来ましたが、どこが一番魅力がなかったかと言われれば、迷わず仙台を挙げるでしょう。
宮城県観光「松島、仙台中心部」_宮城県中央~まとめ~
東北地方は自然と歴史が調和した、魅力のある地域だと思います。ですが、別段、東北の人は親切で暖かいということはないですね。この時代、良くも悪くも、やはり人間性が地域で変わることはないのかも知れません。古い認識はどんどん捨てましょう。
最近、各県を回りながら、これからの日本はどうなるのか、ということを考えながら歩くことが多くなりました。消える地域、栄える地域、色々なものが出て来るかと思います。
ただ、都市部には様々な人が住みますが、都市でしか暮らせない人々も多い(仕事がないので)です。そういう意味で、東北地方に関しては、下手な都会に出るより、地元地域に残る方の方が、かえってレベルが高いのではという結論に至ることとなりました。これは自分でも今までの持論と正反対のものとなりますので、面白い発見でした。やはり旅はただ巡るだけではなく、その後に自分に何を残すのか、そういう目線で考えることも意義を持たせる有効な方法ですね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。当記事が皆様の旅の何らかの参考になりましたら幸いです。
参考リンク(墓場ネット)