都庁、その響きには、そこはかとない威厳を感じるものです。新宿駅から徒歩十分ほど、接近に伴いその姿が現れてくるに従い、不思議とテンションの高まりを感じます。今回は都庁とその近隣の様子に関して、思ったことを気ままに記載していきたいと思います。
っと、よく考えたら、別に都民じゃなくても行けますね。という訳で、タイトルはちょっと攻め気味です。
迫力のある都庁の姿
いきなりですが、都庁近隣は、一種のラストダンジョン的な街並みに見えます。非常に混雑した都会の中にありながら、広大な面積を優雅に使い、技術の粋を集めて建設された高層建築物。
「都営大江戸線」「都営新宿線」、これらの路線の名前を聞いた時、私は素直に恐怖しました。こちらも都庁と同じく、どこかおどろおどろした耳障りがあります。都庁への訪問は、地方出身者にとって、都内の奥深くに潜入する、そんな醍醐味があるのです。
参考リンク(墓場ネット)
驚くべき都庁の内部システム
確か、新宿のハローワークのあるビルでもそうだったのですが、エレベーターが複数あり、このエレベーターは例えば2F-10F、あちらは11F-20F、という風に、一定の階層専用というような形となっています。これもなかなか見ないものです。
そして更に驚くべきは、都庁への訪問者は全て訪問先を用紙に記入しなければなりません。それをもって警備の方の所へ行き、紙をスキャンされ、目的をチェックされ、そして一時的な入館カードを手に入れるのです。で、その入館カードを使って、駅の改札のような機械を抜けてエレベーターへ向かいます。
帰りはその入館カードをケースごと収容する形(すっぽり入ります)で改札を抜けます。うーん、初めて見る役所のタイプ、実に驚きました。
参考リンク(東京都総務局)
贅沢な展望台としての休憩スポットがあります
休憩に必要なものとは、優雅な空間と食事と買い物と、そして無料であること。それらの項目を全て満たしうるもの、それが都庁展望台です。
実は私、そこそこ展望台というか、なんとかタワーを見かけて登って来た経験があります。その経験で言うと、都庁は無料でありながら、最高峰のクオリティです。
とはいえ、この無料が仇にもなりますね。そうです、45Fへ向かうエレベーターの行列が発生します。私の時は平日、そして開場間もない時だったのか、十分程度の待ちで済みましたが、場合によってはかなり混みそうです。夜景はまた別の顔を見せるようです。というより、まあこちらの方が人気ですよね。
グリーンオアシス、新宿中央公園
新宿の公園? どうせちっぽけなもので、一つ二つの遊具があるくらいでしょ。
そんな声も聞こえてきそうなほど、私にとっての新宿は大都市です。というか新宿=歌舞伎町みたいなイメージだったですけどね。
さて、そういう目線でいると、この公園には度肝を抜かれます。なんと立派なものでしょう。滝もあります(ちょっと小さいけど)。神社もあります(こちらは立派)。あとは季節にもよりますが、やはり緑も多く、夏場は児童へ対するプール施設もあるようです。子供の頃、都会のど真ん中で、都庁という巨大な何かを見ながらプールに入る、非常に濃密な体験となるでしょう。
都民の権利、馴染みのない都庁に行ってみた話~まとめ~
都庁は内部も外部の施設も素晴らしいですね。街並みも近未来そのもので、まったくもってゴチャゴチャした感じがありません。そういう点で考えると、みなとみらいに似た雰囲気があります。
東京の繁華街の街並みはだいたい同じようなものだと思っていましたが、しかし都庁近隣の風景はかなり違いました。新宿駅から歩いて数分の位置ですので、東京観光に繰り入れてみてはいかがでしょうか。無料ということもあり、展望タワーはかなり混むかも知れませんので、そこは状況によって省くということも大事かもしれません。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。