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雇用機会均等法の現状と是非を考える

先日、とある女性の話を聞いて感じたことがあります。女性の話自体は、いわゆる貧困女性の仕事のお話でした。




 

人にとってどういう仕事が向いているかというのは、実に千差万別です。単純作業の方が何も考えなくていいという人もいれば、完全成果主義でないとやる気が出ない、という方もいるでしょう。

 

ただ、女性目線で考えてみると、いくらか事態は異なってきます。

 

女性の社会進出のきっかけとして、雇用機会均等法が1979年に制定されました。これを見て、素直に私が感じたのは、女性の二極化が進む、ということと、果たしてそれが女性にとって本当に暮らしやすいものになるのか、という疑念です。

 

まず単純に頭に浮かんだのが、女性全体の賃金が上がる=男性全体の賃金が下がる、という構図です。結果、男性は結婚を躊躇うようになります。女性は結婚したいですが、しかし未だ専業主婦は人気があります。ここに必ずギャップが生まれるのです。

 

いつしか改善されていくのだろうと思っていましたが、法律が何度か改正されていこうと、未だ決定的な解決は見られません。

 

 

地方の求人内容の実態

画像転載元(pixabay様)

地方ではまだ機会平等とは言い難い現実が存在します。女性が働こうと思ったら、やはりパート、補佐的業務、単純作業が多く目につきます。仕事数や求人自体が少ないのも事実ですが、正社員でバリバリ働こうという意思・能力のある女性の絶対数が少ないです。

 

学業の為に地方を出てしまうと、再び地方・田舎に戻って働きたい、という女性は、割合的に男性よりも少ないのではないでしょうか。優秀な女性の働き手がいないとなると、結果的に割合の多い男性が管理職以上の役職を持つことになります。

 

かつ、これは逆も言えることなのです。男性が子育てをしながら、主夫として・パートで働いていけるような社会も、この法律の要請する所でもあると思うのですが、男性にも、そういう働き方が許されない実態もあります。

 

 

性差を起因とする能力的な課題

実際的に、女性の管理職というのは一般的に難しいように言われています。

 

女性は物事を大局的に見るのが苦手な傾向があります。また、どうしても感情が先に出ます。感情的に・気分的に・人によって、他者への接し方も仕事の仕方も違う……こういう上司像が、昔から蔑視されて来たのは、これまでの歴史で証明されています。

 

女性は優秀でもそうでなくても、気質上、悪い上司になりやすい可能性がある、ということですね。これは、一般的に女性の方が感情が豊かだという長所の裏返しと言えるかも知れません。

 

参考リンク(スコシテン様)

女は感情的で無能で仕事できない?女性が社会進出出来ない理由とは?

 

 

結婚か仕事か、の問題は男性の数倍難しい

女性が仕事に没頭すると、それはつまり婚期を逃しやすい、ということにも繋がりかねません。女性の価値が一番高いのは20代ですし、これは多くの男性の一般論です(少数派の存在に異論はありませんが)。

 

例えばキャバクラでも20代前半の女性を集めた店なら一時間七千円~で、30代となると五千円~くらいでしょうか。それで男性陣は納得しますし、需要と供給の結果でもあります。

 

また、一般的に、結婚適齢期の男性は、仕事が出来る女性であっても、40代女性を新しく生活のパートナーとして見ることは未だ少ないです。更に、皮肉にも、仕事が出来るタイプとなると、増して敬遠されがちです。

 

婚期を逃して仕事に生きた女性は、内面はどうあれ、ステイタス上は「40代未婚女性」という括りに入れらてしまいます。この点で、女性はキャリアを積むビジョンで働くか、もしくはキャリアはそこそこで、早めに結婚する道を探すかという、両立の難しい、将来的な問題にぶつかります。

 

 

 

人が人を評価する難しさ

人の働き方、労働価値、会社への貢献度を平等に評価するのは非常に困難です。

 

ひたすら仕事を取って数字を挙げる人がいるとしても、それがパワハラ・セクハラにつながって、結果的にチームの和を乱し、同僚の退職に繋がってしまったらどうでしょう。

 

また、特に目立った働きはなくとも、きちんとやるべきことをして、ミスもなく、業務内容にない掃除や雑用などを進んでこなし、それでいて他の人が働きやすく行動することが出来る人はどうでしょう。

 

極端な例ですが、これが男女の評価の一因にも結びついているような気もします。端的に言えば、前者は男性像、後者は女性像として考えることができます。

 

この時、仕事が出来ると「みなされる」のは前者になります。しかし、それも後者の方の協力があってのことですし、サポートを当然のものと思い、自分の評価の為だけに邁進する従業員は結果的にどこかでつまづくでしょう。

 

現在の社会構造上、前者を女性がやり、後者を男性がやる、ということが、未だおおっぴらに認められていないようにうかがえます。評価するシステムというのが広く定まっていないということもあり、社会的な成功を望む男性が、後者の業務内容を疎んじるということもあります。これも男性らしい仕事、女性らしい仕事、という一定のバイアスを生じさせる理由の一つです。

 

 

雇用機会均等法の現状と是非を考える~まとめ~

男女平等が求められながら、未だその道のりは長いです。また、ある分野や地区ではその効果が鋭く出過ぎて、女尊男卑が進んでいることもあります。

 

とはいえ、各分野で行動が起こされていることは事実です。現在は、法律の制定されてから、それが実際に社会の中でうまく機能するまでの途上にある、と考えるのが妥当でしょう。

 

ともすると、互いに歩み寄り、反発しあって、妥協して…それらを幾度経ても、根本的に解決しない問題なのかも知れません。また、試行錯誤を繰り返す時間はあまり残されていないかもしれません。同じ社会問題として、高齢化という社会問題があります。

 

そこをどう繋げながら、この難問を更に改善に近づけていくのか、それはこれから明らかになるかも知れませんし、どこかで話題から逸らされるかも知れません。変化が激しく、先行きが読めない時代となって来ています。

 

参考リンク(自サイト内リンク)

 

以上、最後までお読み頂き、ありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。