「転職したことがない人」の危機管理意識(コラム記事)_イメージ画像

「転職したことがない人」の危機管理意識(コラム記事)

転職というのは、一昔前まではものすごく後ろ向きで、悪いイメージとして捉えられていた。それが時代の流れか、一度も転職したことがないという人の方が、危ないと見られるようになった。

 

会社の為に働く、ということと同じく、一つの会社で働き続けるというのは、今の時代では美徳だとは考えられない。実際、早期退職者を募った場合、まず最初に出ていくのは本当に会社に必要な人間からだとも言われている。

 

参考リンク(自サイト内リンク)

アラサーが個人的に考える、日本の危機

 

 

これから先、起こりうる変化の話

画像元「pixabay」様

まず一つ、会社の形で変わった。これから先、私の予想ではあるが、おそらく会社・社会は二つの道をたどる。

 

一つは大企業でも中小企業でも、合併やらを繰り返し、とにかく大きくなろうとすること。これは資本を集中させるという意味で効率的だが、その結果、柔軟性を失い、労働者に息苦しささを感じさせる原因ともなる。

 

もう一つはフリーランスがさらに増え、外部委託という形での発注が今よりも更なる広がりを見せていく。経理事務から資材の調達、人とのやりとりなどが、ネットを介し、昔より格段にやりやすくなった結果、個人事業、個人開業の敷居が昔より随分と低くなった。各方面のマネジネント能力が高いのなら、かなり柔軟に働くことが出来る。

 

極端な話として、それら二本の道しかないとして、その先でどうなるだろうか。フリーランスも何らかの形で他者とつながり、その先で会社ではなく、共同体を形成するようになるかもしれない。そうなった場合、他者と一緒に働くという構図は変わらないかも知れない。

 

だが、その共同体というのは、気楽であり、そしてシビアである。つながりが弱い分、力がない、メリットがないものを認めない。また、既存の会社システム以上に弱肉強食となる可能性もある。

 

 

中年以上の転職未経験者は人の目にどう映るか

会社が合併するにせよ、フリーランスとなるにせよ、そこには必ず変革がある。その時、長年同じ仕事を数十年もやってきました、という人間が、そこに対応することが出来るか、ということには些か疑問が残る。

 

もちろん、世の中には様々な仕事があり、流動性・刺激性が常に高い業務があることも理解している。

 

転職というのは、別に他業種に限った話ではなく、同業への転職だとしても、確実に一定の変化は訪れる。そういう変化を迎えるにあたり、ある人は新しい知識を学び、また組織に自分を当て嵌め、ある人は今まで培ったスキルを更に昇華させることになる。

 

労働環境の変化により、今まで年齢・社歴というものだけで上に居ることができた、というだけの人間は一斉に整理され、新しい力関係が形成される。この時代、誰もがそういうことを余儀なくさせられる可能性がある。年齢がまだ若いのなら問題ないだろうが、すでに年を重ねて、しかも変化が苦手だという場合は、途端に人生の岐路に立たされることになる。

 

参考リンク(PRESIDENT WOMAN SOCIAL様)

「働かないおじさん」はなぜ働かないか

 

 

「転職したことがない人」の危機管理意識(コラム記事)~まとめ~

変化を恐れず柔軟に対応してきた人間と、変化に追い出される形で、かつそれでも対応しようとしない人間……。人は結局、自分と対極、もしくは遠い位置にある人間とうまくやっていくことは稀だ。一昔前なら、馬が合うという形で、そういうものもいくらかあったかと思うが、この現代社会ではそれも少なくなった。

 

仮に会社の変革があって、強制的に変化を求めさせられるのと、自分から余力のある時に環境の変化を求めて行動すること、言葉にすればどちらに魅力があるかは明白だ。中年が切り捨てられ始めている今、変革がないと信じて生きていくのは楽観的だと言わざるを得ない。少なくとも、会社で安穏と年功序列で生きていける時代は終わった。

 

コンピューターの進歩と、少子高齢化の影響で、時代の変化はさらに早くなるだろう。何らかの心構えを持つことが、だれにとっても早急の課題となる日がもう来ているのだ。