さて、2019年の宅建試験まで二か月を切りました。初受験時に使用したものは手元になく、今あるものは去年からの継続品です。メインとしているものは数度読み終えましたが、しかしまだ読みきれていない参考書もあります。
サイズも厚みも様々ですが、手元にある13冊ほどの参考書が今回の相方となります。
大雑把な内訳としては、試験範囲の全ての範囲を通じたものが5冊、法令上のに特化したものが2冊、あとは過去問集です。
また、全てが中古品(108~216円)です。年度ですが、過去問の一部が2016年度のもので、のこりは平成20年~平成23年度のものに集中しています。
宅建試験における参考書選びのアドバイス
画像DL元(pixabay様)
法改正を絡めると学習がかなり煩雑になります。新しく宅建試験に対して勉強を始める方は、悪いことは言いません、最初に5000円くらい出して、しっかりした現行の参考書を二冊~三冊買いましょう。その方が結果的に楽になると思います。
法がどのように改正され、昔はどういった形だったのかを問う問題はほとんどないと思います。ですので、新しいものは新しいもので覚えていく方がロスが少ないです。
参考リンク(自サイト内)
私自身、今まで、ほとんど参考書代にはお金をかけず、資格勉強に励んで来ました。勉強は気楽に低予算で、というモットーがあります。自分に合うやり方として身に着けた勉強法なのですが、少なくとも宅建試験とはものすごく相性が悪いと痛感している次第です。
今回は参考書は買い足さずに、今ある参考書(+αしてPC上のサイトも)で戦おうと思っています。改めて、残り少ない期間で、どの参考書にどのくらいのウェイトを置いて学習するべきか考えていこうと思い、起稿した次第です。
それでは、簡単ですが各種の参考書を検討していきます。なお、年度は全て西暦に直して記載しています。また、今年度の勉強スタイルはほとんどが電車内や日々の隙間時間となります。その為、家やその他での勉強に使用するA5サイズ、移動時間で学習できるA6サイズなど、サイズに関しても重要な選択ポイントとしました。
A5ブックカバー
コンサイス ブックカバー 皮革調(リンクはamazon)
手触りがいい、そして大体の厚さの参考書をカバーできる。栞(しおり)系が欲しいところ。
A6ブックカバー
セキセイ コッテイ ブックカバー 四六判 (リンクはamazon)
手触りは微妙、しかし栞となる紐がカバーに付随しているので、さっと閉じることができる。
墓場ネット使用参考書(サイズ順)
今回主に使用した参考書を記載しておきます。
A5サイズ(大きくて分厚いもの)
らくらく宅建塾2010年(メイン)
言わずと知れた「らくらく宅建塾」。非常にとっつきやすく、暗記に関しても様々な工夫が見て取れます。
以前ならこの参考書の中身をしっかりと理解していれば、試験問題との相性が良ければそれで合格出来ていたかとも思える内容です(もちろん、過去問を解く際の要領などが必要となりますが、参考書の内容としての私感)。
今は試験が難化していますので、別の過去問に触れたり、+αの知識を貪欲に吸収していく努力が必要になりますが、宅建試験としての骨格をなすに十分な参考書です。
住宅新報社_パーフェクト宅建2011年度(メイン)
この本から始めると、たぶんどこかで挫折する(誉め言葉)んじゃないかと思うくらい、細かいところまで記載されています。単独で使用するのはやや難しいですので、他の参考書での補完として、辞書的な使い方をするのがいいかも知れません。
もちろん、他の参考書で理解を深めた上でメインとするのは問題ないと思います。
なお、フォントサイズが他の参考書と比べてこれだけ特に小さいです。二倍以下です。
単独での使用も可能ですが、相当な内容量で、知識の詰め込みが続くことになります。個人的に宅建はインプットとアウトプットの割合や、考えるプロセスの構築が重要だと考えていますので、その辺りを考えてバランスよく使用していきたいものです。
ズバ予想宅建塾二冊(メイン過去問)
- 2015年度の対策模試ver
- 2010年度の分野別ver
二冊あります。模試verは未使用です。10月に入って使用します。
こちらはらくらく宅建塾とセットで使用したいです。らくらく宅建塾の方では書ききれていなかった内容も、らくらく未記載と記されており、知識を効率よく吸収することができます。また、各問題ごとに、らくらく宅建塾ではどのページに記載されている内容か記載されています。
さて、2010年版の方ですが、一つだけ惜しい点があります。それは問題のページの横が解説ページになっていることです。見やすいといえば見やすいんですけどね。問題を解く際には右側のページを物理的に隠しながら解いていく必要があります。
楽楽宅建合格塾2009年度
こちらもらくらく宅建塾と似たような感じです。初期の学習本としては取り掛かりやすいものだと思います。
「らくらく」がやや砕けた文体なのに対し、「らくがく」は正に参考書のような形です。読みにくさはありません。
私は順序の問題で「らくらく」をメインに使用することになりましたが、どちらかと言えば暗記ではなく、内容までしっかり理解して勝負したい、という方は「らくがく」の方がしっくり来るかも知れません。
その他三冊
- LEC_出る順宅建~法令上の制限2013年度
- TAC_宅建ポイントマスターⅢ~法令上の制限2014年度版
- EXAMPRESS_宅建過去問題集2012年度
これら三冊は法令上の制限に関して補完するのと、過去問の解き始めとして購入しておいたものです。個別分野に関してかなり細かく記載されています。法令上の制限は問題や文章になれるのが大事だと考えますので、各種を補完・復習として読んでいければと思っています。
B6サイズ(小説などの文庫よりちょっと大きいくらい)
楽楽宅建合格塾2011年度
A5の方でも紹介しましたらくらくの小さい方です。内容はもっとぎゅっとなって、持ち運びも出来ますので、どういう試験か気になって、ちょっと始めてみようという方には気楽に始められるものではないでしょうか。
一昔前では、この内容をきちんと理解していれば、合格も可能だったかも知れませんが、今はやはりこれ単独で合格することは難しいでしょう。
LEC出版_出る順宅建士(メイン過去問)
- 権利関係2016年
- 宅建業法2016年
- 法令上の制限・その他2016年
素晴らしいですね、三冊あり、しかも全部別々です! きっと誰かがまとめて売却されたのでしょう、確か同じ中古本店にあったような。
記載が宅建士、しかも2016年。という訳で、移動時間にて勉強できるものでは、群を抜いてメインで使用しています。
日建学院_一発合格! 宅建どこでも過去問(メイン過去問)
- 権利関係2014年
- 宅建業法2013年
こちらもLEC出版のものと同じような使い方です。内容も似た感じですね。
U-CAN_宅建一問一答集2014年
A6よりちょっと細長いものです。一問一答ですので、知識の備蓄にはいいです。また、一問一答だけではなく、要点が短くまとめられた箇所もあります。
インターネット、アプリなど
アプリ
スマホでは宅建2019というものを使っています。過去問形式で、近年度の問題も出ています。
宅建士アプリ一問一答(リンクあり)
PCで出来る一問一答です。ボリュームはそんなに大きくないですが、空き時間とかでやりやすいです。
Youtube
みやざき塾のものが分かりやすいです。分野ごとに色々アップされていますので、見やすいと思います。
墓場ネットによる宅建講座_参考書選びは慎重に~まとめ~
自己流で進めようとすると、まず第一に考えるのが参考書選び。私としては一番最初に中古本店にて、それっぽい参考書として「らくらく宅建塾」を手にしたのが始まりでした。もしそこにLECのものがあればそれをメインにしたかも知れませんし、もちろん楽楽の方でもそうです。
きちんとした勉強環境や資金、計画があるのなら、メインの参考書と過去問は合わせるのが無難だと思います。そしてそれを完全な軸として、他の参考書だったりネットだったりの知識を吸収していく感じですね。
昔と違い、宅建は簡単に合格できるものではなくなっています。ご自身の勉強スタイルに合わせて、どういうやり方が無駄なく学習できるのかを考えながら、参考書や勉強方法を考えていきたいものです。知識、手法を少しずつ積み重ねていくスタイルの学習では、イメージというか、そういう勉強以前の問題が大事になるのでは、と思っています。
以上、最後までお読みいただいてありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。