先日、はじめはムッとしたが、いや待てよ、これはひょっとすると優しさの表れではないかという体験をしたので、記したい。
とある一日、私は駅のトイレに駆け込んだ。…からのトイレ考察とか心理的な攻防とか、まあ色々詰め込んだ記事です。食事中の方はちょっとだけ注意!
各駅におけるトイレ事情(余談)
さっそく余談だが、駅のトイレは奥深い。ざっとランク付けをするが、まあ暫定トップはJR川崎駅だ。駅のトイレに冷房が付いているんだぞ! 信じられるか!?
それからトイレの評価として、やはりウォシュレットがあるかどうか、とかはどうでもいい。気温調節の前に、手洗い場に石鹸の備え付けがあるかどうかだ、これが第二の格付けポイントだ。
で、これはまだ見たことがないし、発生することはないだろうが、手を拭いた後に手拭き紙が用意されていると素晴らしい。環境的には決して素晴らしくないのだが、でも利便性を考えると素晴らしい。だって、あのどこにでも温風のヤツって乾くか? しかもあれって不衛生だってもっぱらの噂だぞ!
参考リンク(Naverまとめ)
トイレの手洗いに「ハンドドライヤー」は不衛生!イメージと逆でショック…
垣間見た誰かの優しさ
リンク元:pixabay様
と、余談が半分を占めるコラムとなったが、最初に戻ろう。実は紙がなかったのだ。紙ホルダーには二個入るスペースがあるのだが、なんと一個もない。このやろう! と思って隣のトイレに駆け込もうとした時、ふと、トイレの端にトイレットペーパーがあるのに気が付いた。
だいたい1/6くらいだ。まあ、このくらいあれば戦える。という訳で思った以上の善戦を果たし、さて帰ろうとした時のことだ。
……あれ、この残り少ないトイレットペーパー、ホルダーに戻していいのかな、と思った。
何だろうな、ホルダーに入れると、中身が見えにくいのよ。つまり、そこに紙があるのは分かるが容量がぱっと見て分からない。加えて、ホルダーはつまみを引っ張ると次の球が降りてくる仕組みなんだが、下段に球があると、その次の上の球があるかも、ぱっと見て分からないんだ。
いや、冷静になると絶対に分かるんだが、決戦の前の心理的なことを考えると、紙も補充用の紙もあると思い込んでしまう率が高いような気がしたんだ。
どうする? セイヤッと出して、あっ、紙があると思ったらあんまりない! 補充用もない! ってなったら、それは寂しくないか?それなら、出す前にないと分かった方がいい。それなら、まだ逃げ込んだり、引っ込めたりする選択肢がある。
そう考えると、残り少ないトイレットぺーパーは、ホルダーに入れるべきではないのだよ。だから俺もわざわざホルダーに入れたものをそこから外して、元通りトイレの端、座った時の正面の所に置いてトイレを後にした。
ささやかな優しさを垣間見た時(コラム記事)~まとめ~
その後、清掃員の方が入っていったようにも見えたから、俺のやさしさは後に続くものではなかったかも知れない。でも、誰かの確かな優しさは、確かに俺に伝わった。だから俺はその気持ちを残したいと思い、この記事をここに記した。
なんとなく文面が似ているお話を外部リンクとしてあげておきます。
参考リンク(当サイト内記事)