東京近辺観光vol.2-4_岩手県遠野市行動編その3

先の記事では遠野ふるさと村~あえりあ遠野での一泊劇までを記載したが、いかがだったかな。かなりの画像量、そして広がる臨場感だっただろう! いつかVRで人は多くの観光地を体験することができるようになるだろうが、この墓場ネットが僭越ながらその先駆けとなるとは思わなかった。

 

その3は二日目の遠野市内の観光~帰りの深夜バスまでを記載した。引き続き、参考にされて欲しい。この紀行がいつか君の旅を助けるものになれば幸いだ。

 

また、今回の旅を通じて感じていたこと、それは「俺は神の存在を信じるぜ」という言葉だ。家を出てから帰るまで、この季節の不安的な中で一度も雨に降られなかった。

 

かつ、岩手内では晴れ~明るい曇りまでということもあり、大いに観光を楽しむことが出来た。人の助けもそうだ、やはり人生とは人の生きる歩みであって、そして支え合うものなのだ。

 

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二日目の遠野市内の観光~帰りの深夜バスまで

遠野市立博物館

宿から歩いて一分くらいの所にある博物館、遠野の歴史がメインだ。

 

そして城址である公園がこの博物館に隣接しているが、後ろ髪を引かれつつスルーだ。前の記事でも述べたが、本来こういう所は必ず侵入する癖があるのだが、しかし、何かを手に言えるには何かを失わなければならない。時にはぐっと堪えて撤退する勇気も必要なのだ。

博物館からスタート、知的な一日だ。
この石段を前にしては、さすがの私も素通りするしかないな。

 

とおの物語の館

十時。三分ほど歩いてとおの物語の館へ。

 

なお、道の途中で看板猫を発見し、これの撮影に成功した。

 

昨日購入した共通券(5施設がお得に回れる)をここで使い切る。ものすごい満足感である。さて、施設内は様々な昔話に関する資料や、柳田國男の資料館、そして隠居所を見ることが出来る。

 

そう遠くない昔。先の見えない暗闇、そして人跡まばらな山奥には、我々とは違う生き物が暮らしていた。そんな時代があった、野暮なことは考えず、その目線で遠野を旅することは非常に有意義な時間となる。

 

妖怪とは何なのか、民俗学とは何なのか。様々なことを考えさせられる。そう考えると、観光の初めにここを持ってきて、普段の暮らしと思考を切り離すのもいいかも知れない。

あんまり関係ない画像だけど、看板ネコがいました。
こう見えて内部は広い!

 

城下町資料館

とおの物語の館と同じチケットで入れるのだが、そんなに多くの見どころはないというのが正直な感想。まあ、色んな所を見た後だったり、時間的な都合もあって、のんびりと見る余裕がなかったのも事実であるが。

指が邪魔シリーズその2.

 

蔵の道ギャラリー

お休みだった模様。ここに何が展示されているのか、それは君の目で確かめてくれ!

 

そして遠野にお別れを告げ、新花巻駅へ。この時も運よく電車のタイミングに合わせることが出来た。さすがに次の電車まで一時間は待ちたくないな。

指が邪魔シリーズその3.

 

新花巻駅

午後一時前。駅に降り立って早速コインロッカーに荷物を預けて出発。

 

この地での目的は、宮沢賢治童話村と花巻市博物館。途中、コンビニで食事をしつつも、徒歩でとぼとぼと歩くこと二十分程。

 

ただ、スマホで、車用のナビで行動していたので、どうやら遠回りをしてしまった模様。ナビがなければ絶対に歩かないであろう辺鄙な道を心細い気持ちで歩いたりもした。徒歩民のみんなは気を付けてくれよ、大きい道をただまっすぐ行くだけでいいんだ。

ちょっと一時的に曇り気味、ムードがあるぜ! 画像が暗すぎる件。

 

宮沢賢治童話村

さて、当観光施設の付近の構造だが、だだっ広い童話村の中に賢治の学校やら博物館やらがあるようなイメージで、大きな公園みたいな感覚でもある。

 

賢治の学校と博物館以外にも、ログハウスもあり、その中で自然をモチーフにした展示物に触れることが出来る。巨大なログハウスっていうのをしみじみ観察するだけで、感動する所だったりもする。

賢治の学校。
正門。繰り返すが正門(徒歩者用)。
ほっこり内部。
正門シリーズその2.

 

賢治の学校

童話村の中で料金が発生するのが、この賢治の学校と花巻市博物館。共通入館券を購入し、まずは賢治の学校へ潜入。

 

賢治の世界観をイメージしたという幾つかのステージを抜けていく。宇宙のような真っ暗な中で星座をイメージした光がぼんやりと輝く空間だったり、大きなぬいぐるみの昆虫たちがいる所だったり、なかなか「おっ」と思う所はあった。

ふふふ、何も見えまい。だが素晴らしいのだ。
こちらもよく分かるまい!!

 

花巻市博物館

花巻市の歴史がメイン。古代から現代まで、かなり深い知識に触れることが出来る。見どころも多く、非常にボリューミーであった。

 

東北の歴史に触れるにつれ感じるのだが、東北は歴史情緒に溢れ、複雑ながらも地に足を付けた着実な発展を遂げてきたことが感じられる。その点、東京は一度空襲があったり、地方民であふれて流動が激しく、対極とまでは言いづらいが、随分と発展の模様が異なるのだなと思った。

 

新花巻駅に徒歩で戻ると同時に、急いでロッカーから荷物を出して、走ってバスに乗り込み花巻駅へ。バス・電車を併用しても交通機関の間隔が20~40分となかなかきつい。

 

花巻駅へ

花巻駅に到着するや、温泉(入浴)の準備をして、ここでもコインロッカーに荷物をたたき込む! そして颯爽とバスに乗り込んだ。このバスも30分~一時間に一度のペースだから、油断するな! ほんと、今回は全て最良の交通機関を選択することができた、つくづく花巻駅の観光案内所の女性スタッフさんに感謝すること頻りだ。

 

花巻温泉へ(園内、及びバラ園)

花巻温泉に到着。時刻は午後三時。帰りの最終バスが午後六時半、大雑把な予定を立て、行動を開始する。

 

まずはバラ園。バラに関してそんなに知識はないが、どうにも六月~七月の入園料が高いところを見ると、ちょうど今が見頃のようである。確かにその通り、非常に美しい姿で咲き誇っていた。

 

これを見て(実際にはバラの根元に料金が書いてあって、だいたい4000円~であった)、俺もいつかバラを育てようかなあとか思いつつ、視覚、嗅覚を大いに働かせて散策に興じる。

ここが入口…!
のどかなバラ園。
ちょっと小高く。
来たぞ……!!
近くで見るとぐぐぐっと来る。
トンネル内はいい匂い。
にぎやかなバラ園。
トンネル遠景。
こういう手入れされた庭園って大変だろうね(早口で)。

 

佳松園

午後四時前、一度バラ園を後にし、花巻温泉園内を散策することに。北側の方に滝やら橋やらあるようなので、そちらを目標に出発する。

 

歩いてに十分程で一周できるということだが、かなりのリフレッシュ効果がある。森の小径とはまさにこのこと。天気も良く、うららかな水辺をほっこりと歩く。

 

とはいえ、ふっと背後を仰ぎ見ると果てしなく広がる森林が広がっている。それにしてもよくぞこんな道を切り開いたと感心するばかりだ。

地図を残そう……。
与謝野夫妻(?)と来たら,撮るしかないよ。
こういうの雰囲気あるよね。
清流にはつい引き寄せられてしまう。
これ結構いい画像!!?
実際はこんな道が続いています。
振り返るとそこはこんな感じ。
夏に来たいね。
人生とは滝である(適当)。
時にはこんな落差のある人生もあるだろう。
ガチで雰囲気あるから、全スポットで鳴らした笑
この画像、いじったら墓場ネットっぽい画像が作れそう
流れは上から見たり…
遠くから見たり…
時には見下ろしたり…。ちょっときゅっとなるね。

 

花巻温泉

散策を終え、軽く喉を潤して温泉へ出発。タオルのレンタル料と入浴料で1000円ということだが、ちょっと割高に感じたのは内緒。

 

とはいえ、散策疲れをリフレッシュすることが出来た。いや、やっぱりたまの露天風呂は気持ちいいね。

 

そして温泉を後に、午後六時が来た! 再びバラ園へ。ライトアップされているということでやって来たが、想像通り、まだ空が明るくあまり光が目立たない。とはいえ、どういう感じに光るのかを想像しつつ、再びじっくり巡る。

 

午後六時半、別れを惜しみつつ、花巻温泉を後にする……ほんと、いい所だったぜ!

 

花巻温泉からバスで20分ちょっと、花巻駅へ到着し、やはりコインロッカーから慌ただしく荷物を取り出し、そのまま小走りでJRへ。運よくホームへやってきた列車に滑り込み、そのまま北上駅へ出発する。

温泉はここで。
夕方の再訪。
花時計、おしゃれね。
再び恋人の聖地へ。
トンネルイメージ。
どんな感じで光るのか妄想しよう。
うーん、夜更けに来たい、泊まりたい。
たびたび見る、新・奥の細道!!
やべ、応募し忘れた。

 

北上駅へ移動

北上駅で最初にやること、そう、それは、ここでもコインロッカーに荷物をたたき込むことからだ! 一日で岩手三駅のコインロッカーを制覇だ!

 

その後は、夜の北上駅西口を散策し、再び東口に戻る。思ったよりも歩いて、やっぱり調査したが、まあ意外と高かったな。

 

軽い食事を取りつつ、のんびり今日という一日を振り返る。

ムードある。
夜の北上駅、平和だ。
こういうの、大都会じゃ見ないよね。
このくらいのネオン街、好きよ。
わくわくするぜ、そういえばゴミがほとんど落ちてなかったな。

 

そして夜行バス到着。帰路へ……。

帰りはよく寝れた。時の経過が早く感じられた。

 

 

重ね重ねの余談

旅とはどういうものか、それは人それぞれの思いがあると思う。ただ、友人とでも一人ででも構わない。そこには人と人との触れ合いが必ず見つかると思う。

 

そして、その中で共有した生の情報は非常に大事なものとなる。また、いわゆる情報誌、観光案内紙の大事さを改めて思い知るに至った。

 

確かにネットでも見れるだろうが、こういう時にそういう野暮はすまい。そう、旅は紙なのだ。

 

 

東京近辺観光vol.2-4_岩手県遠野市行動編その3~まとめ~

時間的にも天候的にも、非常に運のいい出来事が続き、本当に心残りなく、遠野をメインとした旅路を終えることが出来た。また、以後の人生に影響を与える感銘を受けるということもあり、非常に有意義な旅になったと思う。体力的・精神的にも一回り大きくなることが出来た。

 

概して、今回の岩手県観光は大成功だったということが出来るだろう。ここしかなかった、一度しかいけない。それを成功させることが出来たこと、関わってくれた全ての方々に心からの感謝を贈る。

 

以上、墓場ネットによる、最初で最後の岩手観光でした。みなさまも是非とも心に残る有意義な旅があらんことを!

 

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