「仕事を辞めたい」と、本気度こそ違えど、そう考えている時点で誰しもが悩み・苦しみを抱えているものだと思います。でももちろん、簡単には「辞められない」という事情もあります。
辞めたいと思う事情は様々です。どうにもならないものから、自分の努力次第でどうにかなるかも知れないもの、気持ち次第のもの。
まずはそれがどういう類のものかと、客観的に分解して考えていく必要があります。追い詰められていると、どうしても一方的な見方しか出来ないものですから、まずは立ち止まって冷静に考えることが第一歩です。まずは原因を探り、細分化していくことから始めましょう。
※なお、当記事では、家の事情やら倒産になるものなど、個人の意思の介入が出来ないものは除きます。
参考リンク
- 「仕事辞めたい」7つの理由(マイナビ)
- 面倒な人付き合いは、きっぱりと辞める勇気を持ちましょう(自サイト)
悩まずに辞めた方がいいのではと思うもの
小さな会社(職場)で、多対一で、モラハラ・パワハラを受けているような場合はさっさと辞めた方がいいでしょう。逃げ場を無くし、洗脳される可能性もあります。
主に男性社会
男性社会では、主に劣っている人間が叩きます。しかし、努力が見て取れれば自然となくなる可能性もありますし、本人の気の持ちようで変わるものもあります。また、男性社会での多対一というのは、思ったよりも少ないと私自身は思います。
ただ、男性ですと、若者が年寄りに一方的に搾取されているような中小企業(ほぼ個人~1数人の職場環境)もあります。簡単に辞められないような雰囲気が出ていることが多いですが、悩まずに辞めた方がいいです。不安な場合は、友人ではなく、すぐに両親か、それかきちんとした所に相談しましょう。二十五歳くらいまでの、真面目で責任感がある方は悩みを抱え込んでしまい、要注意です。
主に女性社会
女性社会では、劣等感を持ったものが多数集まり、完全上位者(ほぼ年齢・ルックスへの嫉妬です。能力ではあまり叩きません。嫉妬は年齢・ルックス>能力へと働きます)を叩く傾向が高いです。
これは上司と寝るなりして、職場のヒエラルキーを根底から変えていかないと改善できません。それほどに、劣等女性の嫉妬心は改善不可能です。仕事の為に女を使う覚悟が持てなければそこは辞めましょう。辞めてブラブラしながらでもいいので、婚活にエネルギーを注いだ方が幸せになれる可能性が高いかも知れません。
身も心もブスである女性は、生涯に渡って改善不可能です。仲良くなろうとして、ブスと同レベルに落ちるような愚行だけは避けて下さい。
他人は変えられないという事実
古臭い社風に立ち向かうのは危険です。また、評価基準が曖昧だったり、どう見てもそこに贔屓が入っていると、労働意欲が失せてしまいます。
これらに共通する、「他人を変えていく」ことでしか改善ができないというものは、よほどの熱意がない限り。行動しても損をするだけです。
私自身、他人に対し、あまり怒ることも叱ることもしません。それは結局、他人がどうでもいいと思っており、そのまま損をし続ければいい、と思っているからです。もちろん態度には出しませんが、そういう理由で人を叱らない、という考えの方もいるのではないでしょうか。
人を変える(説得・叱咤)には、根底に愛情が必要です。それを持てない人物や環境が相手なら、きっぱりと諦めましょう。そこを変えることに労力を使うのか、もしくは、次の場所を探すことに労力を使うのか。それらを秤に掛けてもいいと思います。
これと同じことは対人関係にも言えます。だいたいは、相手のことを考えないで仕事をする(空間に居る)人がネックとなるでしょう。
嫌な人間と、必然的に、長期的に密なコミュニケーションを取らざるを得ないというのなら、一度、タイミングを見て相手と深く話し合うことで改善することもあります。自分の中の「不快」という感情を伝えなければ、相手も気が付かないことも多いですので、オブラートに包んで話してみる価値はあります。
注意されて腹を立てるようならそれまでの人です。ただ、社会的にある程度常識のある方なら、きちんと話を聞いてくれることが多いです。
仕事の将来性が見えてしまったのなら
つまらない仕事の繰り返しや、やりがいがない仕事しかない、というのも辞めたくなりますよね。
本当の単純作業で、自分の成長の先が知れているようなものでしたら、ある時期で見切りを付けて次に行くべきだと思います。
自分の能力と比べて、学ぶことがない、やりがいもない、という役不足の中でだらだらと働くのは、人生・時間の無駄遣いだと思います。給料が高い、もしくは一時的だと割り切っているのなら話は別ですが。
しかし、もしかしたらもっとその道を突き詰めようとすると、仕事に対する考えが変わることもあります。同じような種類の仕事でも、クオリティを上げるとか、自分にしかできないものを加味する、などですね。
こういう工夫が出来る仕事ですと、もう少し踏ん張って、少し別の角度から、仕事の在り方を捉えてみるのもいいかと思います。
転職・辞職で後悔する可能性のあるもの
能力・力不足は成長のチャンス
(現状では)仕事が出来ない、もしくは数字が厳しい、というだけでしたら、それは自身が成長することができれば、何とかなるかも知れません。もっとも、明らかに厳しいノルマを、パワハラ的に押し付けられている、というのは問題外です。
他人にアレコレ言われずに、自分のやり方で何かを変えていける環境は、想像以上にありがたいものです。成長に価値を見出せる方でしたら、腹を据えて、改めて仕事に向き合ってるのも手です。
勉強でも仕事でも何でも、自分で考えて、それが成功した・出来たという成功体験を持たれている方ならお判りだと思います。ある意味でクセになってしまいます。
時には強硬手段も
残業時間に関しても、モノは考えようです。ただし、これも絶対的に残業を一日〇時間しなければ帰られないという風潮の会社でしたら、変えることは簡単ではありません。上述しました通り、相手(大きな環境)を変えることは難しいです。
自分のやり方を見つけ、その中で、ある業務を省いたり、そういうズルが一旦出来るようでしたら、辞める事を考える前に、ちょっと思い切ってやってみましょう。
もしそれで何か言われたとしても、それなら残業代出せとか、今の状況ではこれが限界だと、筋道立てて言えるようにしておけるといいですね。ただ、立場が危うくなる可能性もありますので、その後のこと(辞職へと話を進める覚悟)も考えておいた方がいいかも知れません。
最後の手段?
金銭面は、これこそどうにもなりません。まずは自分の支出を削った上で、それでも駄目なら転職活動を進めましょう。
もしくは中小企業の場合、離職後の振る舞いをある程度考え、精神的に優位な状況(辞めても構わないという断固たる決意)で雇用側と交渉すると、ひょっとすると給料がちょっと上がる可能性なんかもあります。大企業とかチェーン系は難しいですが。
具体的に転職活動を並行、および辞めたあとのことを考える
辞めたい、と思って反射的に辞めるのは男気のある行為ですが、やはり勧められる行為ではありません。まずは辞めた後、つまり転職に際して有利になるように下準備をしておくべきです。
実績まとめ
やはり数字ですね。こんなことを頑張った、という主観をつらつら並べるよりも、数字の方が一目で分かります。もしも数字が上がらないのなら、なぜそういうことになったか、という分析と、以前はこういう事情で難しかったが、次はこうしたいなどという、改善法の検討も必要となります。
転職動機のまとめ
いざ気合を入れて転職活動を初めても、予想外のことが続いたり、上手くいかないことが出ると、人間は色々とブレて来ます。そういう時に、なぜ転職したいと考えたのか見つめ直し、「こんなはずではなかった」と、下手な結果にならないようにする為の大事なものです。
一時的に無職となるのなら、その対策
収入・仕事がないなどの、精神的に不安な状態では、どこでもいいからすぐに働きたい、などと思ってしまいがちです。そこでまた下らない職場に行ってしまっては元の木阿弥です。無職期間中にできること、やりたいこと、やっておきたいこと、どういう風に時間を使うのかを、予めまとめておくことをお勧めします。
仕事を辞めたい、辛いと思った時に読んで欲しいもの~まとめ~
辞職というと、社会的な評価を気にして気楽には動けないものです。転職先の決まった上での辞職はそうでもないですが、計画的に辞職・転職ができるものばかりではありません。
一昔前に比べ、働き方は多様化しています。金銭面よりも職場環境を取るか、それとも居住環境、残業環境を重要視するかなど、実に様々な面から職場を捉える必要があります。
ただ、率直に感じるのは、体や心を壊すくらいなら、勇気を出して辞意を伝えましょう。民法においては二週間前に告げれば問題ないようです。(リンク:)。
参考リンク(All About)
あとは就業規則などにより決められていることもありますが、追い詰められているのなら、全国職業相談センターなどに相談するのもいいかと思います。
参考リンク(全国職業相談センター)
私自身は、面接・入社の手続きに結構な労力を割いておきながら、想像以上の環境の劣悪さ、及び仕事のつまらなさ、将来性の無さに、就業後数日で土下座して辞めたこともあります(別にしなくても良かったでしょうけど、何があってもその瞬間に辞めるつもりでした)。
全てはケースバイケースですが、辛い辛いと思い詰めて毎日働くよりも、すっぱりと辞めて、その辛いと思っていた気持ちを、前向きな心へと変換して、新たな気持ちで生きていく方が、社会にとっても、そして自分にとっても価値のあるものとなるでしょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。