「その1」を執筆したのは去年の六月ですね。その二週間後にはその2を書きたいと思っていたのですが、気が付けば一年以上の月日が流れていました。最近はガンプラを作る環境もないのですが、なんとか記憶を辿りながら、塗装に関する記事を書いていきたいと思います。
ただ、その1でも記載しましたが、あくまで自己流で、そして備忘録ですので、その点をご理解頂ければと思います。
参考リンク(当サイト)
塗装について
塗装は、ある意味で体力勝負になることもあります。洗浄やら準備やらを考えると、やはり一気にまとめて塗装した方がいいと考えるようになるかも知れません。そうすると、乾燥スペースやらネコの爪とぎ系やら、色々準備も必要になり、それらを含めるとかなりの時間を要するようになります。
最終的に、僕は塗装開始~ブース類の清掃終了まで、約6~9時間かかるようになっていました(前日の細かな準備時間などは抜きにして)。それで、パーツ数としてはHGの1/2~3/4程度でしょうか、もちろんキットによって違いますが、だいたい3回~4回の塗装で1キットが終わるイメージです。
塗装→スミ入れ・デカール→つや消し(塗装2回目)という流れですので、基本は数キット同時進行で、けっこうごちゃごちゃして来ます。
少し時間が経ったり、久しぶりにすると塗装忘れが出たり、そのせいで1キットの完成が半月遅れたりもしました。
塗装で使用している道具類
何だかんだで、恐らく細かな消耗品以外は七年近く使っているような気がします。リンク先はいつもお世話になっているアマゾンです。六、七年前の購入履歴が残っていてちょっと驚きました。
エアブラシ
GSIクレオス プロコンBOY PS266 ダブルアクションLWA
ノズルが大きめのものだったように思います。水性塗料で金属色を拭くには、強めに薄める必要などありますが、そこを気にすれば今まで困ったことはありません。※ちょっとモザイクかけてます^^:
画像はバラしたものと使用時です。本来はバラすのはよくないと書いていたような気もしますが、洗浄を考えるとバラした方が楽になります(※あくまで自己責任で行いました)。パーツは、多分ですがトリガーパーツ付近のネジが紛失したような気がしますが、問題なく使用できています。
ダブルアクションタイプですので、本来はトリガーを引く角度の調節だったりで、色々な塗装の仕方が出来るものだった気もしますが、基本、シングルタイプのような使い方をしています。常にフルオープンみたいな感じですね。
また、広範囲を広く塗装する場合、後方を開いて、中の一番長い針を、ちょっとだけ手前に引くことで、塗料の出が一気に増加します。ただ、これをするとチビチビ先端から塗料が溢れるようになりますので、そこは気にしながら進めます。
コンプレッサー
GSIクレオス Mr.コンプレッサー プチコン・キュート PS371
あまり大きなものは、と思って入門用に購入して以来です。筆箱くらいの大きさですね。柔らかい塗装が出来ます。時に弱いな、と思うことも確かにありますが、それでも別に不自由はないです。
大きなものに変えればもっと時間短縮になるような気はしますが、基本、1/144がメインですので、そのあたりの使い方なるかと思います。ただ、たまにREや面積の広いHGを作る時もありますが、その時はやっぱりちょいきついです。
連続使用時間がどうとか、熱くなるという注意書きもありますが、そんなに気にしたことはありません。使い始めは、ちょっと休憩させるか、という風にコンプレッサーの都合で塗装を中断したりしたこともありますが、最近は滅多にありません。
ちょくちょく色変えだったり、少し個人的に休憩したりで、それが冷却時間になっているのでしょう、多分。現在までに、スマホの充電時くらいに熱くなったことはありません、ほんのり熱を感じる程度までです。
塗装ブース
GSIクレオス Mr.スーパーブース コンパクト ホビー用塗装用具 FT03
使っているものは、恐らくですがこれの前の型(コンパクトでないもの……)だと思いますが、見た感じ同じような使い方が出来るのではと思います。
他のものを使ったことはないですが、シンプルなタイプなのだと思います。特に癖もなく、掃除もある程度はしやすいです。
画像は塗装直前の、フィルターカバーを嵌めた状態です。こうしておくと掃除が楽になります。塗料が塗膜となって張り付くのではなく、粉上になって張り付くので、マスキングテープで一緒に取れますし、拭き取ることも簡単にできます。
塗装ブース消耗品一覧
一回~数回で交換するものです、安い時に買いだめしておきましょう!
ダクト(付属品?)
塗装終了時、一応、両端を掃除するくらいで、七年使えています。
排気口アタッチメント(別売り)…リンクあり
出口を丸ではなく、三角にして窓を開ける面積を減らせます。なくてもそんなに困らないですが、あった方が色々便利かと思います。冬とかはやっぱりありがたいかも。
フィルターカバー(別売り)…リンクあり
黒い長方形の枠です。個人的には必須です。多分、これがあるのとないのとでは、清掃時の手間がめっちゃ違います。画像は使用直前のものです。こうしてマスキングテープをしておくと、フィルターカバー自体にも塗料が付きにくくなり、掃除が楽になります。
フィルター(付属と消耗品)
塗装一回で一枚使用します。まとめ買いしています。
ハニカムフィルター(付属と消耗品)
塗装4回~7回ほどで入れ替えます(前後入れ替えたりして)。匂いが強いので、保存時は大きな袋の中に入れています。これもまとめ買いしています。Amazonではたまに品薄になるので、あみあみとかでまとめて買っていたような……?
持ち手やスタンド台
あとはペインティングスタンドや、持ち手などはそれぞれの好みになるかと思います。僕はあらかじめ大きく作られたもの(リンク先)のものや、その4個組みの小さいなどなどを複数準備し、スタンドとして使用しています。
参考リンク(amazon)
ホビーベース 大きな塗装ベース 2個入 ホビー用塗装工具 PPC-N08
塗装時の持ち手はクリップ状になったもの市販品と、それから竹串(百均などのもの)にマスキングテープでダボと固定したり、先端をニッパーで切って太さを変えて穴に刺したりして使っています。稼働した際に見える箇所は必ず塗装しておきたいですので、どこに持ち手を付けるか、結構考える時もあります。
Ex.塗装色変えやエアブラシ内の掃除の時に使用するもの
大したものではないですが、100均のケースにビニールを掛けて、ゴムで固定して中にティッシュとかを入れたものです。僕は塗料の匂いが気になる方なのですが、こうしておくとエアブラシの洗浄時に使用するアルコールやその他、溶媒なども含めて、それらがしみ込んだペーパー類のごみ捨てが楽になります。それだけなんですけど、結構便利です。
その他
昔は安い乾燥機なんかも使っていましたが、壊れてしまってからは自然乾燥に任せています。
埃は大敵なので、なるべく塗装したパーツは少し乾かして押入れの中に入れたり、色々と神経を使う必要はありますが、フラットベースのおかげで、水性塗料でも五分ほどで乾燥も始まっていますので、そんなにシビアになることもありません。
趣味としてのガンプラ製作テクニックについて~その2~まとめ~
塗装方法やその他の細かい点は、自分にとって使いやすいように、そしてなるべくストレスがないように改良して来たつもりです。もちろんまだまだ先はあると思っていますが、取り敢えずこのスタイルに落ち着いています。
他にも調色や溶媒との比率、フラットベースの混入比率や乾燥時間など、先々変わるものは多いかと思いますが、現段階での僕の塗装に関する考えが、何かの参考になりましたら幸いです。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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