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短期間で宅建士試験を合格するために(失敗談)

 

今年も宅建試験が終わりましたね。ボーダーは34点付近だと言われています(35点でした:後日談)。思ったよりも簡単だったという声から、去年よりは難しいけど一昨年よりは、という声まで様々ですが、各社のボーダー予想はだいたい一致していますので、そのあたりで決まるのではないでしょうか。




 

さて、私自身は、実質一ヶ月弱頑張って来ましたが、申し訳ありません、私は力不足で敗れました。自己採点は31点ですので、合格には程遠いでしょう。情けない限りです。

 

参考リンク(自サイト)

独学・短期間で宅地建物取引士試験を合格するために

 

ただ、救いとしては、ボーダー争いにも参加せず、二択まで絞って間違えたものも少なく、すっきりと敗北を受け入れられることです。

 

 

落とした理由(以後、言い訳です)

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悔しいですが、やはり前に進む為には原因を糾明しなければなりません。

勉強時間

勉強時間に関しては、このくらいの時間と日数であれば大丈夫だと思い、合格を目標に割いた時間です。時間そのものは今でも適正だと思っています。ですので、それに関しては何も言うことはないです。他、各種勉強に対して悪条件となることが多々ありましたが、そのようなことがどうでもよくなるくらい、想定していたものより試験内容が難しかった。この一言に尽きます。

 

問題を解かない

最近の問題集には手を付けず、一昔の参考書を眺め、そして15%という合格率を見て、試験を侮っていました。試験内容も変化し、時代に即した形になる、法律は生き物だと、そういう言葉を思い出した次第です。基礎記憶のインプットはできても、アウトプットがうまくいきませんでした。また、思考能力が養えませんでした。

 

また、直前での自宅学習でも、考えることを放棄していました。最後の方は、取り敢えず本の暗記を終わらせようと、解説だけを読んで、見慣れない解説だったら問題を読む、という形にしていました。暗記効率は高いですが、こういうやり方では未知の問題に対処できません。

 

試験当日の失敗

試験時間がなかったですね。睡眠はバッチリ(取り過ぎでしたが)、体調も悪くなかったのですが、何度も問題を読み直し、選択肢を読み直すなど、即答もできず、頭が回らなかったように思います。

 

試験自体に集中することもできず、周囲の様子を眺めたり、別のことを考えることもありました。今まで何度か資格試験を受けていますが、よくよく考えると初めてのことです。

 

権利問題を飛ばし、農地法から取り掛かったのですが、権利問題に戻ったは70分ほど経過したところです。もちろん見直しなどは出来ていません。かなりの疲労も感じていました。結局、全てが終わったのは95分後。疲労に襲われ、見直しが十分に出来なかったのは痛いです。予想問題集を家で解いた時は、一時間弱で問題なく全て解き終えていましたし、見直す余裕も十分にありました。

 

各種トラブルによる生活リズムの乱れ

最近は生活リズムが安定せず、夏場(八月頃)から試験直前まで、ずっと睡眠障害気味でした(連続して三時間以上眠ることが激減)。眠れる環境になく、勉強ができる環境でもなく、色々と辛い時間を過ごしたものです。

 

そういう訳で、前日は早く寝る為に初めて睡眠導入剤を服用したのですが、それの影響はわかりません。ただ、すっきり目覚めることができず、試験当日に二度寝をしてしまいました。

 

自己採点をしながら、どうしてこれを選んだのかという肢がいくつもありました。緊張する状況ではなかったと思いますし、やはり頭の回転が鈍かったです。見た事のない問題に対して消去法も使わず、これっぽいから他の選択肢は検討しない、とかいう論外な解答法もありました。

 

睡眠時間も大事ですが、試験前日はやはり六時間前後がいいですね。数ヶ月振りの八時間半睡眠(二度寝含め)は長すぎました。試験当日の午後九時でもまだ頭が鈍く、だるいように思えたものです。

 

間違った勉強方法

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今回は六冊の問題集を読み込みました。ほとんど古いものです。参考書全部を合わせても2000円もいかないでしょう。宅建と銘打たれた中古の参考書を適当に買い漁った次第です。

 

内訳は、2011年のテキスト一冊、2013年と2015年の○×問題集が二冊、問題集が三冊(全て含まれた2015年がものが一冊、2010年の宅建業法が一冊、2007年のその他や税が一冊)です。どういうことか、かなりバランスがいいです。購入後、改めて勉強する際に、これ宅建業法しかない問題集か、などと思うものもありました。

 

近年の過去問に全く手を触れていなかったのは論外だったかも知れません。ましてやどういう形式で出題されるのか、どの分野が実際にはどのくらい出題されるのか、そういうのもあまり気に留めていないくらいでした。

 

ただ、いつもは内容がどうあれ、最低でも8割以上はインプットして行くのに、今回は良くて6割強でしょうか。8月後半頃からトラブルがあって勉強できない時間が続いたのは事実ですが、それでもこの体たらくです。

 

具体的には、35条と37条の細かい所や、それぞれの法律の記憶があいまいだったりと、反省するところは多いです。試験中にも、これはどの分野の問題かと判然としなかった箇所も多いです。分野を絞っての学習ではなく、全てがアバウトな勉強だったと反省しています。ただ、正直それでも受かる試験だと思っていたのが悪いですね。間違いらしい選択肢がどこかにある、勘と常識だけでもっと対応できるものだと思っていました。

 

そういう意味で、宅建試験を暗記科目と思い込んでいたのも失敗です。思考2割、暗記8割くらいに思っていました。ただ、実際は暗記分野である宅建業法も、どれも思考を使います。暗記や記憶だけで解けるような問題はほとんど出ませんでしたし、今回解いていて、確実に正解だと確信が持てた問題もほとんどなかったです。ただ、統計だけが五分ほどの勉強で取れた(今年は経常利益とマンション所有率だけが下落、あとは全て上昇、でしたかな)のは幸いです。

 

いずれにせよ、そういう訳で、テキストを暗記用に流し読みしていたのは失敗です。一問一問しっかりつっこんで、もっと深い所を理解しておく必要がありました。感覚で勝負する、というのがほとんど通じない、理詰めで対処する問題も多かったように思いますので、そのへんは自身でノートを取ったりする必要もあるでしょうし、参考書に書き込む必要もあるかと思います。

 

 

法律問題というものに際して

宅建に限ったことではありませんが、法律問題に対しては、暗記が利かず、過去問を解いてもそれがそのまま出ることはないと言われています。暗記ではなくしっかりしたその分野の理解と、過去問などを一つ一つしっかり考え、時に調べながら解き続ける。そして、なるべくあやふやな所を一つずつ消していく地道な作業が必要です。

 

また、分からないなりに自分の知識を総動員して、一つでも多く選択肢を削っていくこと。今回、この勉強が全くできていないことを痛感させられました。暗記するべきことを暗記することがスタートラインだったのです。

 

そこからは、出来る限り問題を解き続けることが大事だと思います。文言を暗記できても、それを知識として活かすことができない限り、知らない判例が出てきた時の対処が困難となります。判例の要点や細かい言い回しを、予め覚えておけばいいのでしょうけど、それはなかなか難しく、やはり悩んで考えて身に付けていくことが必要かと思います。文系ではなく理系のアプローチが必要だと思った次第です。

 

大事なことは、一問一問の過去問をきちんと考えて解き、思考力を養うこと。先は長いですが、恐らく、それしか点数を伸ばすことはできないでしょう。また、常に時間を意識し、なるべく早く文意を理解し、何が問われているかを見抜くことが大事だと思いました。

 

 

独学という道を選ぶにあたって

どういう道筋で勉強を進めていくのか、今はちょっと調べれば多くの道から選ぶことができます。

 

いきなり手を付けるのも大事ですし、その気持ちも大切ですが、まずはもっと長い目で、自分にあった勉強法を見つけるのが一番だと思います。教科書選びも然り、どういう方針で進めるのかは非常に大事なことです。

 

参考リンク(不動産営業のつくり方 様)

宅建の独学のコツと、失敗する決定的な原因とは?

 

 

短期間で宅建士試験を合格するために(失敗談)~まとめ~

一言で言えば「舐めていた」。9月はほぼ宅建には手を付けていませんでした。十月に入って暗記を強化すれば受かると思っていました。

 

そして恐らくですが、年々問題の質が上がっているのだと思います。合格点は前後しているのでしょうが、実質難化しており、受験生の能力も上がっているのだと思います。今回の勉強では、平成前半の過去問をメインに解いていたように思いますが、それらと比べると格段に難しかったです。

 

さて、次は今回ほとんど取れなかった権利問題の部分がかなり出来るようになるでしょうし、来年は九月から集中して取り組める環境を作り、再チャレンジしたいと思います。

 

さて、見苦しい言う訳のオンパレードですね。全く情けないことです。ただ、これらは全て自分自身へのダメ出しです。現在、確実に悪いと分かっている部分であり、必ず改善出来る箇所です。トラブルに関しては既に対処し終えていますし(解決ではないですが)、勉強自体への姿勢も入れ替えています。

 

宅建業法や税は一ヶ月あれば知識を戻せます。過去問、問題集をきちんと解き、調べ、ややこしい所は自分でまとめる。そこを徹底して進めていきたいものです。

 

法律問題やこういう形式の受験が初めてでしたが、以後の勉強のやり方を見直す機会となったことを考えると、今回の失敗は大いに歓迎するべきものなのかも知れません。私は貧乏性です。失敗からも必ず何かを学びますし、浪費があればそれに勝るものを得ようと足掻きます。

 

今回は学ぶことが非常に多かったです。その対価として費やす予定のものは、来年の一ヶ月の勉強時間と試験費用程度です。それと引き換えに真摯な勉強スタイルを得られるのなら、何と安いものでしょう。

 

また、このような形式の試験は、とにかく受け続けることが大事だと思い知らされたように思います。範囲が広いので、問題そのものの難易度も、各人によって大きく異なる可能性も高いです。あの年はダメだったが、全く同じ参考書、そして勉強法で翌年は軽く合格した、などという、いわゆる受験年ごとの相性があるように思います。

 

ですので、落ちても運が悪かったと考え、悲観しないことが大事なのではないかと思いました。何度も何度も受けて合格しないのは力がないのではないかと考えてしまうこともあるかと思いますが、原因はそればかりではなく、もっと運やその時の状況に大きく左右される可能性もあります。

 

 

試験を終えて

喜びの一夜を迎えた方もいれば、悲しみの一夜を迎えた方もおり、そしてこれから不安な二ヶ月を迎える方もいらっしゃることかと思います。私の失敗は端から見ていれば非常に恥ずかしいものだと思いますし、非常に失礼なものだったかも知れません。ですがこれにて気持ちを入れ替え、また来年も悲喜こもごも、ともに楽しませて頂ければ幸いです。

 

以上になります。何かの参考にして頂ければ幸いです。お読み頂き、ありがとうございます。