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独学・短期間で宅地建物取引士試験を合格するために

宅建士の試験まで、40日を切りましたね。今年が初めてという方も、今年こそは合格したいという方も、少しずつ勉強を切り詰めている頃合だと思います。今回は残り期間と勉強範囲を自ら再認識するために、一種の計画書のような意味合いとなるよう、記載してみたいと思います。




 

私は宅建士の試験は初めてで、試験を受けようと思い立ったのが6月末、他に別の試験を控えており、そちらだけでも手一杯の所がありましたが、試験範囲が重なっていること(民法分野)や、勉強というものは追われる方が身が入るということで、そういう選択をしました。

 

合格者ではありませんので適格なアドバイスなどはできませんが、自分なりの考えを書いておこうと思います。

 

ちなみに、宅建には過去、二度落ちています(当記事を執筆した後とその翌年)……。本来ならこの記事は削除しておきたいのですが、しかし自分への戒めから当記事を残す次第です。

 

参考リンク(自サイト)

 

宅建士の試験に関する所感

二ヶ月ほど勉強してみて感じたことを記載しています。間違いや思い込みもあるかと思いますが、その点はご容赦願います。

 

合格率や問題レベルなど

合格率は過去を通じ、平均で15%ほどで推移しています。高い年で17%くらいです。合格点数は決められていませんが、33/50が取れればだいたい合格、36/50が取れればほぼ合格のようです。

 

勉強しやすい点

世に出回っている過去問や予想問題集が多いです。需要が大きな資格試験である為、分析もよくされています。また、範囲は広いですが、そこまで突っこんだ問題も出ないか、出たとしてもその問題は正解率が低いので、全体の合格点を引き上げる要因とはならないでしょう。

 

良い意味で素直な感じですね。一切勉強していない状況・分野でも、文体や常識・感覚的に点が取れる問題も稀に存在します。まずは読み物として勉強して、よく狙われる点に関してはどういう引っ掛けをしてくるかという点を地道に覚えていけば、一定の点数は取れるのではないかと思います。考えても分からない、という問題も多くないので、地道な努力が実を結ぶのではないでしょうか。

 

勉強しにくい点

分野毎の範囲はそんなに広くないのですが、分野の数が多く、そのどれもが細かな暗記分野ですので、新しいものを覚える度に、先に学習した内容を忘れやすいです。権利問題(主に民法)はある程度まとめて勉強できるのですが、宅建業法・法令上の制限に関しては、繰り返し勉強していかないと、覚えた先からどんどん忘れてしまいます。

 

今、自分が、宅建業法のどの分野のどこを勉強しているのか、また、それは宅建業法の中でどのくらいの分野を占めているのか。そういうのをきちんと踏まえて、問題を見た瞬間に「あの分野のあの辺りだな」と何が問われているかを見抜き、うまく暗記した内容を引き出せるようにするのが第一のステップだと思われます。どこの何に付いて問われているのか分からないと、本当に記憶からその知識を引っ張って来るのが難しいです。

 

 

効率的な学習法

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試験内容と範囲、目標点数

試験内容の三分の一を占める権利関係(民法)はじっくり取り組み、暗記ではなくしっかりとした理解が必要となります。短期学習ではなく、なるべく毎日、最低でも○○分以上は勉強する、という目標を持って学習したいものです。

 

残りの分野は、暗記が7~8割で思考が2~3割くらいです。直前の追い込みが比較的効き易いので、試験が近付くに従い、そちらの方は優先的に勉強していきたいところです。

 

よって、民法分野は暗記ではなく、しっかりとした理解を受験の前までには叩き込んでおき、それから残りを覚えていくというのが効率のいい勉強法だと思います。

 

ただ、暗記は暗記でも、丸暗記ではなかなか難しく、それなりに理由や目的などの理解が伴わないと、暗記効率が悪くなりますし、問題を解くことも出来ません。暗記の段階に入る前に理解が必要となりますので、暗記分野に関しても、理解の時間を考え、それなりに早めに始めておかないと合格基準まで持っていくことは難しいでしょう。

 

勉強の流れとしては、参考書→小さな問題集→過去問題集→模擬試験問題集という流れで、都度、分からなかった所を復習しながら進めるのが、結局は近道になるのではないでしょうか。

 

法改正に関して

なお、今回、私の使用する参考書は全て中古で四冊、計1000円ほどです。模擬問題集の結果次第ではもう一冊、500円以内のものを購入しようと思っています。ただ、こういう場合、参考書はえてして古いものになります。メインで使用している参考書が2011年のものですので、最後にネットなどで法改正を一年一年、確認していく必要があります。

 

また、参考書に書いていないことを調べたい時や、こういう法改正の確認をする必要がありますので、ネット環境はあった方がいいでしょう。教科書にお金を使えば何の問題もない話ではありますが、以前勉強した時の参考書を使っている方なども、ご注意が必要です。

 

オンライン上で法改正をまとめるのも手です。最近はわかりやすく説明してくれるサイトが多くて助かります。

 

参考リンク(宅建士合格広場)

法改正

 

 

大まかな試験内容と勉強方法

1.権利関係

出題は試験の3割ほどです。権利移動や瑕疵担保などのいかにも民法らしいものから、遺産分割に登記、賃貸借や借地借家法などが出題されます。問題文が複雑になることもありますので、一問一問、読み間違いなどないように集中して解いていく必要があります。

 

勉強時間の三割以上を割きたいところです。最初は厚く、後半はその知識を忘れない程度に手を抜いてやっていけるよう、ペースを配分したいです。理解・暗記しにくい分野ですが、忘れにくいところでもありますので、進みが遅くとも、じっくり学習を進めたいところです。しっかりと原理というか、理由を覚えれば比較的知識が残ってくれています。

 

2.宅建業法

出題は試験の4割ほどです。宅建業者や宅建士の資格、重要事項説明、保証契約や各種契約内容、自ら売主となった時の制限などがあります。

 

勉強時間の四割程度を割きたいところです。こちらは先の権利関係とは異なり、ある程度はまとめて暗記する必要がありますので、試験が近付くと本腰を入れて暗記に専念できるよう、簡単な理解と、どのくらいの勉強・暗記が必要なのかという把握は、勉強初期に済ませておきたいところです。覚えるものは細かい数字もありますが、ページの進みは滑らかです。繰り返し勉強し、身に付けたいところです。

 

3.法令関連

出題は二割程度です。用途地域や都市開発、開発許可や、土地にまつわる決まりごとです。

 

範囲自体は一見するとそんなに多くないですが、暗記範囲が図や表となっており、見た目以上に時間を使います。また、複雑で細かい所までしっかり覚えなければ解けない問題も多いです。宅建業法とは異なり、進みは遅く細かく、はっきり言って面倒です。勉強時間との相談になりましたら、分野を絞ってここは捨てる! という思い切った判断も必要になってくるかも知れません。

 

4.その他

出題は二割程度です。土地や暮らしにまつわる、その他の色々な法令で、雑多なものです。幅広く出題されるようですので、なるべく過去問を多く当たる、それらしい知識をネットできちんと仕入れ、対処していくのがいいかと思います。

 

内容としては法令関連の似たものがありますが少し日本語の比率が多く、やや楽です。細々とした暗記が主となりますが、それぞれの分野の範囲は多くないです。

 

広く浅く当たる必要があるかも知れません。過去問を読んでいて、ここがもう少し気になる、というようなところがあったら、読み物として気楽にネットで調べてみる、などという勉強でもいいかも知れません。取れるか取れないかは運の部分もありますので、あまり切り詰めても仕方がないかも知れません。

 

 

勉強のやり方について

また、これは勉強の全体に言えることですが、暗記分野と理解分野の勉強を交互にして、なるべく集中力を切らさないようにしたいです。参考書は二冊~三冊ほどは並行して進め、居間やらトイレやら、どこかしらに転がしておきましょう。

 

また、アウトプットとインプットの時間配分、労力配分などもそれなりに考えながら、なるべく長い時間、集中力を持って、ストレスを感じないように勉強するのが大事です。

 

加えて、連続した集中力には限界がありますので、頭をそんなに使わないこと(家事や買い物、外出など)をする前には勉強をするなどして、頭と体の使い分けができると更に効率はよくなります。

 

私は宅建の勉強に筆記具を使うことはほとんどないです。自宅で勉強する時間の半分程度はベッドで寝転っているか、ソファーでぐったりして読んでいます。勉強しているという意識そのものが薄いです。試験直前でもない限り、気合を入れて「勉強するぞ」と気合を入れるようなこともありません。本を読み進めるか、答えを隠しながら読むだけですし、宅建の勉強で筆記具を持つのは最後に時間を計って予想問題を解く時か、参考書に僅かに書き込む(法改正など)くらいだと思います。

 

まず、宅建は簿記などのように体に覚えさせる試験ではありません。通勤時間や休憩時間のスキマを見つけて、なるべく高頻度に勉強環境を作りましょう。

 

 

「独学・短期間で宅地建物取引士試験を合格するために」まとめ

受かった訳でもない、過去に学んだ経験もないですが、過去問・参考書などを読む限り、難易度は低くはないと思います。ただ、合格率の15%という数字ですが、これは気にしない方がいいでしょう。記念受験だったり強制受験だったり、様々な事情から勉強時間が少なかったり、準備が整っていない方の受験が少なくないのではないかと思います。

 

色々と生意気なことを書きましたが、実を言うと、有限実行の体で行かないと、少々危ない状況にあります(9/5現在)。9/15頃に一回目の予想問題を解いて、あとは十月に入ったら勉強時間を全て宅建に切り替えて、暗記漏れを防ぎたいと思います。

 

宅建を勉強されている方、これからやってみようという方の参考になれば幸いです。ただ、フルタイムで働きながら取得するとなると、それはそれで別の問題になりますし、もっと色々なものを切り詰めていく必要が出るかと思いますで、当記事は参考にはならないと思います。私も時折フルで働いていたのですが、勉強などやる気にはなれない日が続きました。

 

とはいえ、落ちても死にはしませんし来年もあります。知識も年毎にブラッシュアップできますし、資格を活かして働きたい場合は、短期間学習で合格しても、忘れやすい、付け焼刃のような知識に終わります。業界に身を置くか、そちらでの就業を目指されている場合は、合否に関わらず、日々の研鑽を続けていきたいものです。

 

以上、お読み頂きありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。