今回は、「黒いガンダム」としてZガンダムにて鮮烈なデビューを果たしたガンダムマークⅡを製作しました。発売日は2015年の末の方ですね。リバイブとなって、全体的に小型化し、プロポーションや足首の肉抜きに関して、やや厳しいレビューが散見されますが、実際にはどうなのでしょうか。
さて、今回は、個人的な事情などもあり、一ヶ月ほど製作に取り掛かった後、それから三ヶ月ほど放置してしまいました。
結果、モチベなどが薄れてしまい、最後の方はちょっとやっつけとなってしまいました。だらだらやってたらいつの間にか完成して、その感動も少ない、という状況ですね。よくないです。
また、今回はZガンダムをウェイブライダーとして作成し、それと一緒に飾りたいという目標で作っています。という訳で、全体的に手抜き感があります。個人的に好きなメタルボールは未使用ですし、パーツ表面へのペーパー掛け、クリアランスなども、いつもよりは行っていません。
参考リンク(自サイト)
改修するべきポイント
個人的には特になさそうでしたので、ストレート組みで行きました。バーニア内部の部分塗装が面倒でしたので、偏光シールで対応したくらいです。
今回の改修点
バルカンポッドシステムと、アンテナの尖端化くらいです。
カラーリング
「黒いガンダム」を意識して、本体部の色を更に濃いものとして塗装しました。ただ、本体の黄色とのコントラストが強い気がします。正直、失敗しました。黄色がかなり浮いて見えるように感じます。
合わせ目処理が必要なところ(容易部分→単純モナカ箇所)
武装類(ビームライフル、バズーカ)
モナカです。ビームライフルに関しては、左手用の持ち手を先に塗装し、それを組んで合わせ目処理しています。バズーカは持ち手が後ハメ(B1-23をちょっと切る)できます。
合わせ目処理が必要なところ(困難部分)
バックパック
バックパックに合わせ目が出ます。元の色が濃い色ですのであまり目立たなさそうでしたので、今回はスルーしています。やろうとするとかなり面倒だと思います。
東部フェイス
ガンダム系の宿命ですが、頭部フェイスです。いつもですが、個人的には気になりませんので処理は行っておりません。
他に気になるのがアンクルアーマー、ヒザ裏の関節部の上部に合わせ目が出ますね。ただ、アンクルアーマーはなんとなくモールド化、ヒザ裏の関節部はグレイですしそう目立たない箇所だと思います。
目立つ合わせ目は武装のみです。気になる合わせ目に関しては処理しやすいキットですね。さすがのリバイブです。
塗装で気を付けたいところ
背面バーニアの内部は赤色ですが、成型色はグレイ一色です。忘れてグレイ一色で完成させてしまいました…。それ以外は成型色でほぼ色分けできています。
④部分塗装が必要そうなところ
- ツインアイ…シールあり
- 前述の背面バーニア内部
- 脚部、肩部のイエローパーツ内のグレイ部…数は多いですが塗りやすいです。
- サイドアーマー(腰部)の長方形の穴(ライフルをマウントできるところ)のフチが赤色のようです。今回は塗装していません。
- ビームライフル…けっこう範囲が広いです。
- バズーカ…説明書ではちょっと見づらいですが、後ろの方がちょっと明るい色のようです。気付かずに一色で塗装し、デカールまで貼って完成させてしまったので、今回は諦めました。
もしかしたら、バックパックのサーベル部に伸びる部分のパイプ部も必要なのかも知れませんが、今回、完成品画像との比較では、どこに部分塗装が必要なのか、分かりにくい点が多いように思います。予め、きちんとした作例などを見て、それで確認していくほうがいいかも知れません。
製作フロー
- パーツの切り出し
- 紙ヤスリにてランナー処理、及び面積の広いパーツへのペーパー掛け(手抜き)
- 接着剤による合わせ目処理(処理の容易な箇所)
- 洗浄と乾燥
- 一パーツごとに、持ち手を付けて、エアブラシにて水性ホビーカラーにて塗装(全パーツ二度塗り)
- 部分塗装、ディティールアップ塗装など
- ガンダムマーカー(ブラック・グレイ・ブラウン使用)にてスミ入れ
- マークセッターを用いて、市販の水転写デカール貼付
- エアブラシにてつや消しを塗布
- 乾燥後、擦り合わせ(ねじって塗料を削ったり、塗料をデザインナイフで削り出したり)した後、組み立て。各部に百均ラピーテープの貼り付け。
- 完成!
作業への感想・所感など
総評
作りやすいキットです。ごく細かな合わせ目を除けば、目立つ合わせ目は武装のみ、かつバーニア内部を除き、ほぼ色分け済みです。ただ、一点だけ気になる所があるとすれば、登頂部のトサカ(?)が別パーツになっているのですが、これが塗装後だとかなりハメにくいです。
気を付けていたのですが、トサカ側に小さなヒビが入ってしまいました。裏の塗装面をそぎ落としたりして頑張りましたが、それでも完全に入りきっていないかも知れません。
反省
初めからやや労力を省きつつ完成させたいと思って完成させましたので、出来としてはそれなりです。ただ、それでも黄色部分がかなり浮いて見えてしまうのは、やはり悔しいですね。
キットへの感想・所感
合わせ目が本体前面に全く出ないので、塗装派としてもかなり作りやすいです。ただ、確かにマッシブになった分、頭が小さいような気はします。従来からのマークⅡファンの間で賛否が分かれているのも分かる気がします。
参考リンク(ポッチのガンプラ様)
【ガンプラ】HGUC ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)レビュー【REVIVE版】
しかし、それでも完成度自体はかなり高いです。全体的に見て値段も下がって来ていますし、合わせ目も少なく非常に作りやすいので、1~3号機まで揃えてみるのも楽しいかも知れませんね。
HGUC 1/144 ガンダムMk-II 塗装・製作レビュー~まとめ~
あまり手を入れて作ることができず、三ヶ月も製作途中で放置してしまったにも関わらずきちんと完成まで漕ぎ着けることができたのは、偏にキット自体の完成度が高いから、ということもあるでしょう。
プロポーション自体は、人によって感覚が違うかも知れませんので何とも言えませんが、顔が小さく見えるのは、カラーリングによるものかも知れません。ティターンズカラーでは、顔が周囲を黄色に囲まれているので、それとの対比で小さく見えるということも、少なからずあるかも知れません。と思ったらエゥーゴカラーもやはり小顔だと思いますし、よく分かりませんね。ジオン系の製作が続いたので、本当によく分からなくなっています。
以上、「HGUC 1/144 ガンダムMk-II (ティターンズ仕様)塗装・製作レビュー」でした。最後までご覧になって頂き、ありがとうございます。