2014年の10月に発売された、ガンダムビルドファイターズに登場した機体です。いわゆるやられキャラ中のやられキャラなのですが、しかしキットは侮るなかれ! 各評価にて、かなりの好評化を受けていますが、製作してみると、すぐにそれが嘘でないと、お分かり頂けるかと思います。
私がこのキットを製作したのは二~三年ほど前になります。現物を見て、そして当時の記憶を思い出しながらレビューしていきたいと思います。
また、百万式よりメガライダー、そして市販の「ビルダーズパーツHD MSランチャー01」のソードパーツを使用しております。画像は主に下記(サイト下部へジャンプ)に乗せています。
参考リンク(amazon)
改修するべきポイント
モノアイはそのままだと付属シールになります。目立つ大事な箇所ですので、市販のシールや部分塗装で対応したいところです。他、何か好きな武装をどこかから持ってくる、及び1/100のハンドパーツも欲しいところです。
今回の改修点(モノアイ)
パーツをくり貫き、そこに丸型バーニアとルミドームを使用しています。
カラーリング
白と(シルバー+ブルー)の2色を基調としています。
合わせ目処理が必要なところ(容易部分)
- 腕部(二の腕部分)
- 脚部
- ふともも部
- ふともも上部(股間との接続部分)
- 胴体
- バックパック
- ライフル
以上、比較的、容易に処理できる場所です。面もペーパーを当てやすく、合わせ目消しに慣れていない方などは、これこそ入門にふさわしいキットなのではないでしょうか。
ただ、脚部の処理をする際に、モールドを削ってしまいすぎないよう、注意が必要です。
合わせ目処理が必要なところ(困難部分)
肩部
内部に胴体との接続パーツを挟み込むます。今回はラインデカールでごまかしています。ただ、改めて説明書を見てみると、B21を除いて肩部を完成させ、その後でB21を上手く嵌めることができれば、簡単に処理できそうでもあります。
塗装で気を付けたいところ
特になかったかと思います。
部分塗装が必要なところ
- モノアイ(シール有り)
- 肩部側面の赤い丸印(シール有り)
- バックパックのバーニア(長方形部分が左右で二箇所、計四箇所、及び内部)。
製作フロー
- パーツの切り出し
- 紙ヤスリにてランナー処理、及び面積の広いパーツへのペーパー掛け
- 接着剤による合わせ目処理(処理の容易な箇所)
- 1mmメタルボールを仕込む為の穴あけ(DAISOルーター使用)。モノアイ工作。その後、周辺のペーパー掛け
- 洗浄と乾燥
- 一パーツごとに、持ち手を付けて、エアブラシにて水性ホビーカラーにて塗装(全パーツ二度塗り)
- ガンダムマーカー(ブラック・グレイ使用)にてスミ入れ
- マークセッターを用いて、市販の水転写デカール貼付
- エアブラシにてつや消しを塗布
- 乾燥後、擦り合わせ(ねじって塗料を削ったり、塗料をデザインナイフで削り出したり)した後、組み立て
- メタルボールにてディティールアップ
- 完成!
作業への感想・所感など
総評可動性よし、生産性(組み立て)よし、見た目よし、価格もよしです。更に、ハンドは1/100と1/144を付けることができ、各種武装を装備させることができます。
反省
珍しく特になし。やや合わせ目消しが緩いようにも思えますが、スムーズに組めたかと思います。
キットへの感想・所感
お手軽、かつ改修の元となるキットとして、かなり高いレベルで完成しているキットです。料理で言うと正にチャーハンのような存在ですね。初心者から玄人まで、各々のレベルにまで対応できるのではないか、と密かに思っております。
この点は、旧ザクに似通った点が大いにあると思います。
参考リンク(自サイト)
HGUC 1/144 MS-05BザクⅠ 製作・塗装レビュー!
HGBF 1/144 ハイモック塗装・製作レビュー!追加画像
HGBF 1/144 ハイモック塗装・製作レビュー!~まとめ~
遠距離専用、近距離専用、サポート、情報収集などなど、各種用途への改装など、実に夢が膨らむキットです。また、塗装を活かして寒冷地、砂漠、森林などなど、こちらも面白そうですね。
練習用にと今まで考えられてきた節のあるザク、ジムと並びつつ、可動性、組み立て性なども向上した、非常にプレイバリューの高いキットだと個人的には思います。
以上、最後までお読みいただいてありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。