最近はテレビ離れが進んでいるという話を聞く。だがここで言われている意味は、テレビからは確かに離れているが、放送・映像自体からは離れていない。例えばネット動画や、あとは録画したものを見るという行為。それらの利用率はむしろ高まっている。
上記はどちらも、「テレビを見ない」という意味には違いないが、しかしここで考えてみるのは、もっと広い意味での動画も含めた、テレビ=映像という意味である。
参考リンク(jiji.com)
若い世代でテレビ離れ進む 約1割「見ていない」―時事世論調査
ただ、動画を見ない生活の~としても、タイトルとしてピンを来ないような気がするので、タイトルはそのままで行こうと思う。
テレビを見ない、という選択肢を考えてみる
一昔前に比べるとテレビを見ないという人の割合が増えている。見ることと見ないこと、それぞれにメリットデメリットがあるように思われるが、あなたにとってはどちらの方が勝るだろうか。
子供の頃からの習慣で必ず見るという人、何かをする時(例えば食事)は取り敢えずテレビをつけるという方、ちょっとだけ考えてみてはいかがだろう。私もそういう点があるので、少しこの機会に考えてみようと思う。
テレビを見る利点
気軽に笑ったり、他人と感情を共有できる。これは独身者や、あまり人付き合いのない人にとっては必要なものだと思う。特に普段の生活でなかなか声を出して笑わない生活をしているようなら、無邪気に笑えるコンテンツとして、非常に大事なものである。
参考リンク(自サイト)
テレビを見ない利点
自分の時間が増えて、主にいい意味で自分の考えが持てるの一点。そして、日々の生活が、自分を中心に動き出すので、豊かになる。テレビの話題というものは一方通行で、こちらの欲しい情報だけをくれるとは限らない。
そして、この番組のここまで見たい、見てから~~をしよう、などということがなくなり、時間の束縛から解放されることができる。結果、仕事や趣味などが捗る。
ぱっと比較してみてこのような感じだろうか。メリットはデメリットの裏返しであるが、しかし置かれた状況によってはそうとも言い切れないのが面白い。
テレビがない生活について、もっと踏み込んでみる
そもそも、世間で言われているニュースを知る必要があるだろうか。そして世間に自らを合わせる必要があるのだろうか。
よくニュースで取りざたされている東京都の盛り土問題、そして野球でどこが優勝したかなど、それらを話題として話す人は話すかも知れないが、生活するのに必要だとは思えない。しかし、生活で会話を必要とする方々(マンツーマンに近い接客業で、世間話などが利点となる業種など)にとっては必要な場合も多い。
当然ではあるが、生きるのに必要な知識=常識であるとして、視聴率の高いテレビ番組の内容=常識ではない。だが、狭いコミュニティの中では、そのような将来的に必要でない知識までも習得させられなければならない。それは限られた時間、そして我々の持つ能力の中で、どれほどの必要があるのだろうか。
SNS疲れという言葉が広がる昨今、テレビ(動画)の方も一度、すっぱりやめてみて、本のある生活などに戻ってはいかがだろうか。ずっととは言わないが、きっと新しい発見があるはずだ。
情報という概念で考えると、かつては天気予報はテレビで仕入れるのが普通だった。しかし現代社会は、欲しい情報の多くはネットで仕入れられる。また、情報は紐繋がりのようにもなっていて、それがリンクとなって我々の前に整理された状態で現れる。テレビが漠然としているのに対し、我々が選択する情報は、よりピンポイントである可能性が高い。
テレビを見ない生活のメリット・デメリットを考えてみる~まとめ
私はどちらかと言えば、テレビのない生活で得られる自分の時間が好きである。そして、そういう目線で考えてみたが、それでも、テレビを見て得られるものも多いことに気が付いた。
また、テレビ番組といっても色々なものがある。最近は動画での勉強もそうだが、普段は経験できないものを見ることとは、それは言わば体感している、ということにもつながる。そういう素晴らしい刺激を捨ててしまってはもったない。
テレビも得るべき情報も、ひどく多様化している。取捨選択も必要となり、情報の波に流されないよう、うまくテレビ・動画と付き合いながら、心地よく有意義な時間を過ごしていきたいものだ。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。当記事が何らかの参考になりましたら幸いです。